3Dプリントで「枕」…アップルツリー、国内工場の新設検討も
新ブランド第1弾、荷重で変形
APPLE TREE(アップルツリー、大阪市中央区、朴秀明社長)は、3Dプリント技術を活用したライフスタイルブランド「Lattice&Life」を立ち上げた。自社で企画・設計した初の商品として、荷重に応じて変形する格子状の構造が特徴的な枕を発売した。生産は光造形装置を手がける中国・博理新材料科技に委託する。アップルツリーはブランド商品の売れ行きやラインアップの拡充状況を踏まえ、日本国内に工場の新設を検討する。
新ブランドはアップルツリーが2012年の設立から蓄積してきた造形ノウハウを生かし、企画からデザイン、造形データの作成まで社内で手がける。商品は自社店舗や立ち上げた新ブランドのオンラインサイトで取り扱いを始めた。26年中に電子商取引(EC)サイト「アマゾン」でも販売する予定。
第1弾の商品は自身に合う枕が見つからなかった朴社長の発案で開発した。寝返りや頭部の荷重に応じて変形しながらも、形崩れしにくい構造を採用。光造形で縦300ミリ×横500ミリ×高さ70ミリ―90ミリメートルを一体成形する。綿などの充填材を使用しない設計で通気性を高めた。消費税込みの価格は2万9700円。
今後の商品展開について、同社の企画担当者は「ファッション性よりも、生活を豊かにする実用品の代替となる商品を開発したい」としている。
アップルツリーは海外の造形装置や中国・杭州星世線科技製の3Dプリントシューズ「STARAY」などを販売している。
日刊工業新聞 2026年10月22日