枯渇は、現代の邪氣
邪気と言う言葉がある
東洋医学において、邪気とは外から侵入し、命の流れを乱すものの総称だ。風邪(ふうじゃ)、寒邪、湿邪、熱邪、自然界の異常が身体に入り込み、正気(せいき)と呼ばれる生命力を蝕む。
現代にも、邪気がある。
形は違う。目に見えない。しかし確実に、現代人の命を蝕んでいる。
その名を、枯渇という。
愛の枯渇。
呼吸の枯渇。
感動の枯渇。
触れ合いの枯渇。
希望の枯渇。
身体感覚の枯渇。
言葉の枯渇。
祈りの枯渇。
これが現代の邪気だ。刀で斬れない。薬で溶けない。しかし確実に、人の中に侵入し、命の循環を止めていく。
現代邪気の正体を、解剖する。
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