#9 最後の「ええじゃないか」を聴けなかった
少し前、私は「最後の『ええじゃないか』を聴く」というタイトルでnoteを書こうとしていた。
まだ書き終わってはいなかった。
ここ最近、WESTꓸの7人それぞれの人生が大きく動く中で、これから自分はWESTꓸとどう付き合っていくんだろう、とずっと考えていた。
結婚する人が増えて、個人の仕事も広がって、それぞれがそれぞれの人生を進んでいく。
それでも私は、結局ひとつの答えに戻ってきた。
7人でいてくれることが一番大事。
だった。
私は、所謂「アイドルでいること」よりも、「7人でいること」の方が大事だった。
性格も違う。得意なことも違う。やりたいことも違う。
それでも、
「俺はこの6人とWESTꓸでいたい」
を7人全員が選び続けるのか。
この7人がどこまで7人で行くのか。
私はそれを最後まで見たい、と思っていた。
だから、もし途中で自分の熱量が変わったとしても、最後だけは必ず戻ろうと決めていた。
しんどくなって少し離れることがあってもいい。
他のものに夢中になることがあってもいい。
全部の供給を追わなくてもいい。
でも、最後だけは客席にいたい。
そして、最後の「ええじゃないか」を聴く。
そう決めたら、少し楽になった。
これから先に起こる出来事の全部を「ええじゃないか」で済ませていくかは分からない。
「いや、何も良くないが?」
と思う日だって、きっとある。
でも一番最後だけは、「ええじゃないか」でちゃんと終わりたい。
そう思っていた。
まさか、その最後が、自分の想像よりずっと早く来るとは思わなかった。
藤井流星と小瀧望が、WESTꓸを脱退した。
私は、最後の「ええじゃないか」を聴けなかった。
「あれが最後です」と教えてもらって、7人を目に焼きつけて、泣きながら聴くことはできなかった。
悔しい。悲しい。辛い。
でも。
最後まで7人を好きだった。
これは言える。
私にとって、WESTꓸは7人だ。
これは今日、ショックの勢いで決めたことではない。
ずっとそうだった。
グループ名が変わった時も、名前より7人でいることの方が大事だと思った。
それぞれの人生が広がっていく中でも、それでも7人でいることを選んでくれるなら、それでいいと思っていた。
だから、7人じゃなくなった今、私もWESTꓸ担から降りる。
嫌いになったからじゃない。
むしろ逆だ。
好きだからこそ、私が好きだったWESTꓸを、私の中では7人のまま終わらせたい。
7人ではなくなったWESTꓸを否定したいわけではない。
これから残る5人が何を選ぶのかも、流星くんと望くんがこれからどんな人生を歩くのかも、それぞれが決めることだと思っている。
でも、もっと見たかった。
本当に、もっともっと見たかった。
7人が歳を重ねて、それぞれの人生を持ちながら、それでも7人で笑っているところを、もっとずっと見ていたかった。
でも最後まで見た。
少なくとも、7人が7人でいた最後まで、私はちゃんとここにいた。
最後の「ええじゃないか」は聴けなかったけれど。
最後まで7人を好きだった。
それでいい。
7人のWESTꓸへ。
勝手に見つけて、勝手に好きになって、勝手に人生を楽しくしてもらった。
今まで、本当にありがとう。
