覚悟と理念が経営をつくる

今日は、りそなさまからのご依頼で、立川にて講演をさせていただきました。

演目は、「覚悟と理念経営」。

30年間、経営の世界に身を置いてきました。その中で学んだことは数え切れませんが、「最後は覚悟と理念に行き着く」と、私は思っています。

どんな想いで経営をするのか。
何を大切にし、何を守るのか。

起業した25歳の頃の話から、千葉ジェッツの経営再建、Bリーグ創設・改革、そして現在のJBAまで。約1時間、私自身が歩んできた道のりと、その時々で求められた覚悟、そしてぶれることのなかった理念についてお話しさせていただきました。

その中で、千葉ジェッツ再建時の一つのエピソードもご紹介しました。

私は当時、「集客すること」よりも、「集客力を上げること」の方が先だと考えていました。

地域密着型のビジネスでは、一度来ていただいても価値を感じてもらえなければ、二度目はありません。

だからこそ、焦って目先の売上だけを追いかけるのではなく、商品価値を高めることと集客をセットで考えなければならない。

その考え方を貫きました。

当時の千葉ジェッツは、まず徹底したコストカットからスタートしました。

「今の状態では、まだ見てもらうには足りない。」

そう判断し、無理にお客様を呼び込むことはせず、その代わりに未来を語り、先行投資という名のスポンサーを集めることに全力を注ぎました。

限られた時間の中で結果を出さなければ、信頼を失う。

そんな崖っぷちの勝負でした。

結果として、その勝負に勝つことができました。

ただ、振り返ると、実力だけではありません。

富樫勇樹選手の加入。
集客が増え、エンターテインメントへの投資ができるようになったこと。
そしてBリーグ開幕のタイミングで天皇杯優勝を果たせたこと。

一つひとつが偶然ではなく、しかし決して当たり前でもない、まさに奇跡が地続きで積み重なって今があります。

だから、良い結果も「自分だけの力」ではないといつも思っています。

理念を掲げ、覚悟を持って挑戦し続けること。

その姿勢に、多くの方が共感し、支え、運まで味方してくれた。その積み重ねが今につながっています。

今日お話しした内容が、どこまで経営者の皆さまの心に届いたかは分かりません。

それでも、経営という仕事は、時に孤独で、時に苦しく、逃げ出したくなる瞬間もあります。

だからこそ、今日の講演が、日々奮闘されている経営者の皆さまにとって、「もう少し頑張ってみよう」と思える小さなきっかけになっていたなら、これほど嬉しいことはありません。

私自身も、これからも覚悟と理念を胸に、一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!

島田慎二 お読みいただきありがとうございます。記事を良いと感じていただけたら、ツイッターなどで記事を紹介していただけると嬉しいです!