原稿用紙1枚分の日記(8/10〜8/16) ずっとのんびりしてた一週間
一日の出来事を原稿用紙約1枚分くらいの文字数(400字)で書いた日記。
だいたいなので多い日も少ない日もある。
8月10日(月) 生存確認とカレーライス

朝7時に起床。朝ごはんを食べて、帰省の準備をする。昼前に家を出て、バスと電車を乗り継いで実家へ。お昼頃に着いたので、そのままお昼ごはんを食べさせてもらう。カレーライスだった。

自分が作るカレーとは違う味。子どもの頃にも食べていたはずだけど、こんな味だったっけ?と思う。実家のごはんは、いつも食べたいと思うほど、美味しい味とは思わない。でも食べるとなぜか安心する。不思議な味だ。
家を出てからずいぶん経つけれど、実家のごはんには、家でしか味わえない特別な味があるのだなと、しみじみ思う。
お昼を食べたあとは親戚の家へ。叔母が亡くなった時にお葬式に出られなかったので、初盆の挨拶に行く。仏壇の前に飾られた遺影を見ていたら、子どもの頃に可愛がってもらった記憶が蘇ってきて、少し泣きそうになった。
夕方からは、両親と兄家族と一緒に外食。兄の奥さんは再婚で、結婚した時には息子がいた。兄と結婚した時はもう18歳だったので、私にとっても「子ども」という感じではなかった。
今は実家で両親と一緒に暮らしているので、実家に帰れば顔を合わせる。両親は一緒に住んでるから慣れてるけど、私は年に二回しか会わない成人男性と、いったいどうコミュニケーションを取ればいいのかわからない。
実家は二世帯になっていて、食事会の時くらいしか顔を合わせない。そんなこともあって、何年経っても全然馴染まない。「あ、どうも……」くらいで終わる。そんな微妙な距離感のまま、豪華な晩ごはんに舌鼓を打つ。たらふく食べて、食事会は終了。
実家へ帰ると、いつも食べ過ぎる。帰省すると、普段とは違う人たちと会って、普段とは違うことを考える。父親の衰えを目にすると、これから先、あとどれくらいこうして一緒に過ごせるのだろうと考えてしまう。
実家に帰るのは、親孝行というより生存確認くらいに思っていたけれど、こうして顔を合わせる時間も、思っているより少ないのかもしれない。

8月11日(火) いつの間にか、自分の味
朝7時に起床。実家でも、いつもと同じ時間に目が覚める。ぼんやりしたままダイニングへ行き、母が焼いてくれたトーストに、手作りの梅ジャムを乗せて朝ごはん。
いつも食べているのとは違う味の朝ごはんを食べながら、自分の作る料理とは違うなあと思う。どちらが美味しいということではなく、自分の作る料理が一番しっくりくる味になっていたんだなと気づく。ひとり暮らしをして、自分で作ったものを食べ続けているうちに、いつの間にか自分の味ができていたらしい。
実家にはミニチュアダックスが2匹いる。
1匹は、私を見るなりめちゃくちゃ吠えてくる。もう1匹はまったく鳴かず、尻尾を振りながら愛想よく近寄ってくる。吠える方には以前噛まれたことがあるので、怖くて近寄らない。もう1匹の愛想のいい方を、たまに撫でたりしながら過ごす。
犬にもそれぞれ性格がある。
朝ごはんを食べたあとは、帰り支度。今回も、いろいろとお土産を持たされた。果物が欲しいと言ったら、桃を2個、シャインマスカットを1房、キウイフルーツを1個。果物はどれだけあってもいいものなので、ありがたくもらう。梨もくれると言っていたけど、さすがに全部食べ切る前に傷んでしまいそうなので、梨は諦めた。
お昼ごはんを食べてから、もう一度帰り支度をして、午後に実家を出る。一泊だけの帰省だったけど、これで終了。両親とも、少しずつ前より衰えてきてはいる。それでも元気そうだったので、それだけでよかった。
まだしばらくは、元気でいてほしいと思う。
(※実家でのごはんの写真は撮り忘れました)

8月12日(水) iPadとノートPCのあいだ

今日は朝から天気が悪い。ボックスシーツを洗って干したかったけど、今にも雨が降りそうな空模様。天気予報を見ても雨マークがついているので、今日の洗濯は諦めた。
午後はiPadで、noteに載せたい記事を書く。日記は移動中やちょっとした隙間時間に書いたりするけれど、日記とは別にテーマを持たせて書いているものは、ちゃんと腰を据えて書かないと、なかなか筆が進まない。
iPadでもキーボードを使っている。Bluetoothで接続しているせいなのか、漢字変換の反応がいまひとつ遅い。キーボードを打つスピードに変換がついてこないので、打ち間違いも増える。
ちょっとイラッとする。とはいえ、そもそもキーボードを使って文章を打つためのものではないので、この不便さも仕方ないのかなと思う。ノートPCを買うほど使い込むわけでもない。でも、iPadだけではちょっと物足りない。
文章を書くくらいなら十分だと思っていたけど、ちゃんと書こうとすると、ちょっとだけ足りない。この「ちょっと」が、なかなか悩ましい。

8月13日(木) 棚ができた、たぶん

7時半に起床。今日は可燃ごみの日なので、忘れずにゴミを出せた。起きてからストレッチとラジオ体操もする。まだ体を伸ばすとあちこち固まっていて、痛いところもたくさんある。体はそう簡単には柔らかくなってくれない。
今日は、ゴールデンウィークの頃から放置していた棚作りを再開した。部品が足りなかったので買い足したものの、普通の週末は時間がなくて、なかなかやる気になれなかった。それに、棚のサイズをきちんと測って買ったはずなのに、実際に合わせてみたら微妙に大きくて、はまらないというミスも発生。
仕方がないので、やすりで棚を削って幅を狭くすることにした。暇な時に少しずつやすりをかけて、棚を削る。削って、合わせて、また削る。そんなことをしていたら、実際に棚を組み立てるところまで、お盆休みになってしまった。
そして今日、ようやく部品を全部はめて、棚が完成した。喜びよりも、まずホッとした。これでまた何かミスがあったらどうしようと思っていたので、ちゃんと形になったことに安心する。

棚は位置を変えられるし、棚板も増やせるので、ここに何を置くかはこれから追々考えることにする。ただ、組み立てる時に失敗して開けてしまった穴は、まだそのまま。そこも直したら、今度こそちゃんと「棚が完成した」と言える気がする。


8月14日(金) 本屋で聞こえてきた会話

5時半に目が覚めたけど、起きたのは7時過ぎ。休みも後半に入ったので、少し遅くなってきた起床時間を、そろそろいつも通りに戻したい。
今日の天気予報も、雨が降るのか降らないのかよくわからない、中途半端な雰囲気。安心して洗濯物を干したいのに、出かける予定もあるので、干したまま出るのはちょっと不安。今日も洗濯は取りやめる。
休みの間に冷蔵庫の中身も心細くなってきたので、昼から買い出しへ。お盆休みだからか、普段の土日より人が少ない気がする。途中、本屋に寄って立ち読みをしていたら、近くにお父さんと小学生くらいの女の子がいた。
お父さんが娘に、「何買う〜?」と聞く。すると女の子が、「般若心経!」と答えた。思わずそちらを向いてしまった。小学生くらいの女の子から「般若心経」という言葉が出てくるとは思わなかったので、ちょっと驚く。
しかも、お父さんも「般若心経かー」と、まるで「ジャンプかー」っていうのと同じノリで、いたって普通に返事をしている。この親子にとって、休日に本屋で般若心経を買うのは日常の延長線上にある出来事なのだろうか。
お寺の子なのだろうか。それとも、私が子どもの頃には、夏休みに近所のお寺へ通って、お経を読む行事があった。今でもそういうものが、どこかで続いているのかもしれない。それにしても、見た目は夏休みのほのぼのした親子なのに、交わされている会話が「般若心経」。あまりにも組み合わせが予想外で、しばらく不思議な気持ちになった。
あの女の子は、いったい何のために般若心経を買うのだろう。気になるけれど、もちろん聞くことはできない。2回も聞いたから聞き間違えてはないと思うけど、本当に般若心経なんだろうか。
本屋には、知らない人の知らない日常が、ときどき転がっている。

8月15日(土) 晴れたり、降ったり

昨日の夜から一睡もできないまま朝になった。休みの日はいつもの生活リズムが崩れがちなので、油断するとすぐ睡眠不足になる。せっかくの休みなのに、寝不足で一日が始まってしまった。
朝は晴れ間が広がっていて、いい天気。けれど、昼からは雨の予報が出ている。早めに干せば、夏だし2、3時間もあれば乾くだろう。そう思って、7時頃から洗濯機を回す。
今年のお盆休みは、完全に晴れた日は結局なかったなと思う。晴れていると思ったら雨の予報が出ていたり、洗濯物を干そうかどうしようか迷うような空模様だったり。安心して外に干せる日がなかなかなかった。今日は予報どおり、午後から雨が降ってきた。でも、その頃には洗濯物はすっかり乾いていた。早めに干しておいて正解だった。
晩ごはんは、スーパーで安売りしていた焼売。中華といえば餃子が出てくることが多いけれど、焼売も何気に好きで、たまに食べたくなる。焼売といえば崎陽軒。シウマイ弁当、美味しいよね。買うチャンスがあれば買うくらい好きだけど、関東方面に出かけることがないので、なかなか食べる機会がない。
こうして書いていたら、久しぶりにシウマイ弁当が食べたくなってきた。

8月16日(日) マットレスが重すぎる

5時半に目が覚めたけど、また寝てしまって、次に目が覚めたのは7時半。二度寝が過ぎる。
今日は安心して洗濯物を干せる天気。休みになってからずっとしたかったシーツを洗濯して、ベッドを大掛かりに移動させ、マットレスもどかしてベッド下を大掃除する。
掃除は毎週しているけど、ベッド下は届かないところもあるので、取りきれていない埃がたまっている。埃が隅に溜まっているのを我慢できないので、定期的にベッドをどかして掃除する。
きれいになったあとは気分がいいけど、マットレスが重すぎて、終わったあとはいつもぐったりする。マットレスの寝心地は大変いいけど、重さがネック。他の人はこの重さにどう対処しているんだろうか。そもそも、普通はそんなに頻繁に持ち上げたり、移動させたりしないのだろうか。
今は何とか持ち上げられるけど、そのうち自分で持てなくなりそう。そうなる前に買い替えないとな、とヒイヒイ言いながらマットレスを動かして思う。
掃除のあとは疲れたので、甘いものが食べたくなって、おやつを作って休憩。ココアパウダーがあったので、ワッキーケーキを作る。材料を計って混ぜて加熱するだけで、30分もかからず作れる。疲れていても作れるのがいい。

お盆休みは実家に帰ったくらいで、他には特にどこにも出かけず、何かいつもと違うことをするでもなく、のんびり過ごして終わってしまった。でも、こういう休みも悪くない。
何もしないまま終わったような気もするけど、何もしなくていい時間を過ごせたのだから、贅沢な休みの使い方だった。

