【日常エッセイ】見つけてくれる人。
お気に入りのハンカチをなくした。
出かけた先で使った記憶はある。
でも、そのあとないのだ。
近くだったので、お店に聞きに行った。
「届いていませんね。」
駐車場も見た。
車の中も見た。
ない。
お気に入りだっただけに、
しょんぼりして過ごしていた。
他のことをしても、ふと思い出しては
「はぁ…。」となっていた。
今日は夫が休みだったので、
「ハンカチなくしたんだよね。」
と話した。
すると、
いつの間にか車を見に行っていて、
「あったよ。」
と、持って戻ってきた。
「え、私も見たのに。」
そんな場所だった。
そういえば前にもあった。
家の中で鍵をなくしたことがある。
3日くらい探しても見つからず、
半分諦めて夫に話した。
すると数分後、
「あった。」
と普通に持ってきた。
私には見えなかったものが、
夫には見えるらしい。
不思議だ。
そして、
たまにひとり時間をもらって出かける日。
帰りに夫が迎えに来てくれることがある。
特に待ち合わせ場所を細かく決めているわけでもないし、まだ距離のある時点で、
「あ、いた。」
と、いつも先に私を見つける。
私は夫の車を探してきょろきょろしているのに、夫はもう私を見つけている。
なくしものも、人も。
夫は見つけるのが得意な人だ。
昔の私だったら、
物をなくしただけでもっと落ち込んでいたと思う。
「なんで私ってこうなんだろう。」
「またやっちゃった。」
そんなふうに、自分を責めるのが得意だった。
心配性で、何でも悪いほうへ考えてしまう。
でも夫と暮らすようになってから、
少しずつ変わった。
夫は臨機応変な人だ。
困ったことがあっても、
「まぁ、なんとかなる。」
そんな空気で受け止めてくれる。
見つかれば、「よかったね。」
見つからなくても、「仕方ないか。」
その姿を何度も見ているうちに、
私も少しずつ力を抜けるようになった。
夫のおかげで、私は少しだけゆるく居られる。
本日も読んで頂きありがとうございます。
昨日ちらっとハンカチ無くしたことを書きましたが、まさかこんなに早く解決するとは思っていませんでした笑
