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ほったらかしのサボテンが、咲きそうです

棘のあいだから、小さな黄色

ベランダのサボテンに、黄色いつぼみができていました。棘のあいだから、ちょこんと顔を出しています。水やりはたまにしかしないのですが、雨が当たり、陽だけは降りそそぐ。条件としては、わりといいのかもしれません。

サボテンといえば、僕らの世代はどうしてもチューリップの「サボテンの花」が浮かびます。1976年、作詞・作曲は財津和夫さん。出だしは「ほんの小さな出来事に」だったはずです。

歌のなかでは、その小さな出来事をきっかけに、彼女が部屋を飛び出していくわけですが、似たようなことがあったなあ、と思い出したりもします。彼女はいまどうしているんだろう。

ほんの小さな出来事の連続

考えてみると、毎日の暮らしも「ほんの小さな出来事」の連続です。苦手なトマトを食べろと言われる。昨夜観た映画がつまらない。あげくは、ワイングラスを倒す。ひとつひとつは、たいしたことじゃない。

ただ、受け止め方によっては、大事件にも笑い話にもなる。ワイングラスを倒したことも、舌打ちで終わるか、「まあ、そういうこともある」で済ませるかで、機嫌が変わります。

それでも、ワインをこぼしただけで、「飲み過ぎじゃないの」と、かみさんに睨まれ、少しだけへこむ。確かにその通りかもしれませんが、まあ、そういうこともあります。

機嫌に振り回されないサボテン

サボテンには、そもそも機嫌というものがありません。雨が少なくても、陽が強くても、ぼやくでもなく、誰かのせいにもしません。ただそこにいて、淡々と季節を受け取っているだけです。

僕も見習いたいところですが、その前に花が咲いたときには、水が必要らしいのであげようと思います。それにしても、いい色の黄色です。咲くのが楽しみです。

ちなみに、2年前にも同じサボテンは黄色い花を咲かせていました。そのときはかみさんが「ねえ、ねえ、ちょっと来て」と呼んでくれました。日付を見ると7月上旬。今年はずいぶん早い。やっぱり気温が高めなのかなあ。

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