大勝で見えたもの、見えなかったもの
日本戦はチェコの試合以外持っていない。ホテルでNetflixで視聴した。今回は、台湾からすさまじい数のファンが押し寄せている。それもあってチケットはさらに入手困難になったのだろう。
どこへ行ってもすさまじい行列だったろうが、ホテルで見るのもいいか、とも思った。
3月6日の試合
試合展開は表でまとめた。

大谷は立ち上がり、鄭皓均の初球を右越え二塁打した。打球速度はなんと188㎞/h、リーグトップクラス。シーズン真っ最中の数字だ。
強化試合では強く振るシーンが少なかったが、結局、大谷はモチベーションが上がらなかったのだろう。
2回には村上、牧、源田が出塁し、1死満塁で大谷。泳ぎながら打球速度166㎞/hの本塁打。前回大会の強化試合で阪神の才木から打った「膝つきホームラン」を思わせた。打球速度が速い大谷はこういうホームランを打つこともできる。
あとは、台湾が繰り出す3投手に12安打を畳みかけ、13点を奪った。
近藤健介が5タコ、源田が4出塁。
山本はノーヒットだったが3与四球、だんだん制球が落ちていた。また宮城はボールが合わないか、2与四球。投手陣は不安無きにしも非ず、という感じだった。
なぜ古林でなかったのか?
台湾はいつも「自軍の投手を過大評価する」傾向がある。客観的に見て、日本戦でまともな投球ができるのは、日ハムの古林睿煬しかいなかった。
この投手は、昨年のPSでソフトバンクをほぼ完ぺきに抑え込んだ。
日本戦は当然、古林睿煬かと思ったが「日本戦ではいずれ負ける」という思いから古林を温存し、元マイナーリーガーの鄭皓均を出したのだろう。
最速152㎞/hは台湾では「すごい」が、NPBでは平均以下である。ベストの選択をしていない時点で、勝ち目などなかったといってよい。
〇平川健太郎アナ、解説黒田博樹、高橋由伸
番組とは別に、渡辺謙と二宮和也が、原辰徳、中田翔とともに「前説」的なミニコーナーを設けた。しかし渡辺と二宮は試合中、一切割り込むことはなかった。タレントが出るコーナーと競技をきっちりと分けていたのは好感が持てた。
中継アナは日本テレビの平川健太郎。Netflixの放送体制が「日本テレビ主体」なのだ。
解説の二人は「大物」ということになる。高橋由伸は相変わらず煮え切らない解説だったが、黒田博樹がすばらしかった。
山本由伸は「エクステンションが大きくて、ボールを手前でリリースできる」ことを明快に説明。さらに投球の後の表情から、この日の山本が「本調子ではない」ことも指摘した。こういう解説が聞きたいと思った。
こういう大一番に必要なのは「言葉」であって、絶叫ではないことを改めて実感した。
