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me_yamada
スーパーおばあちゃん
道端に落ちている小石を蹴りながら帰ったあの頃が懐かしい。
最近は夕方にヒグラシが鳴きはじめた。
地方によっては、夏本番に鳴いている場所もあるらしい。
僕の住んでいる所は関東なので、夏の終わりに鳴いている。
「あぁ、もうすぐ秋だ」と思う。
小学生の頃に、おばあちゃんの家に住んでいて、夜は網戸にホタルがとまっていた。
「ばあちゃん!ホタルがいるよ!」というと、「もうそんな季節だねぇ」という会話が楽しかった。
僕のおばあちゃんは、目を失明していた。
そういう環境で育ったけども、おばあちゃんはスーパーおばあちゃんだった。
感覚で煮物を作って食べさせてくれたり、居間から数十メートル離れた洗濯物を、テレビの音を大きくして行ったり来たりしていた。
まだまだあるけども、書ききれないので割愛する。
19歳の時に亡くなったのだけど、泣いた。
兎に角、泣いた。
家の裏に行って一人泣いていた。
その時に誓ったことが「おばあちゃんのような強くて優しい人になる」だ。
なれているかな?
まだまだかな?
きっと、生きていたら「よく頑張っているね」なんて言って顔をペタペタ触ってくるんだろうな。
頑張っているんじゃないよ、追いかけているんだよ。
今ならそう言える気がする。
小石を蹴って段々蹴っていることも忘れて走って帰ったあの頃
僕は、強くて優しいスーパーおじいちゃんになりたい。
長くなった。
色々あるかもしれないけれど、大丈夫だよ。
おやすみ
またね!
