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260619 ちっぽけな黒いドレス

今日のプレイ・リストから 607
"LITTLE BLACK DRESS"
フランシス・オブ・デリリウム
ロック/フォーク


Francis Of Deliriumは、ヤナ・バーリッヒという20代の女性が中心になったソロ・プロジェクトです。しかし、Francisは男性の名前です。調べてみたら、80年代後半のオルタナティブ・ロック、ピクシーズのフロント・マン、ブラック・フランシスから採ったそうです。まぁなんと懐かしい。

ピクシーズの代表作と言えば"Where Is My Mind?"でしょうね。1988年にスティーヴ・アルビニが手掛けた名盤"Surfer Rosa"に収録されています。映画『ファイト・クラブ』のエンディング曲になったのは、曲のタイトルどおりのDelirium精神の混濁を描いた映画だからでしょう。

バーリッヒは、カナダ生まれですが、ルクセンブルクに住んでいます。世界を転々として育った、いわゆるサード・カルチャー・キッドです。音楽も移り変わったようです。まずヴァイオリン、次にホルンと、クラシックの教養を身に付けました。しかし、自分が生まれる前の古いオルタナティヴ・ロックに夢中になりました。

「ジャカジャーン」という、いかにものギターから、曲は始まります。女性は「小さな黒のドレス」でクラブに出かけました。ほかに恋人がいる男性と会うためです。背伸びをしている自分が「小さな白いウソ」をついているように感じ、切なさを募らせていきます。

サード・カルチャー・キッドは、たとえ大人になっても、「わたしの心はどこ?」と歌い続けます。