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2026年8月28日03時40分発表短期予報解説資料

1.実況上の着目点

① 500hPa 5820m付近の強風軸に対応した前線が、朝鮮半島付近から東日本を通って日本の東にのびている。東シナ海にある台風第18号の東側を北上した下層 暖湿気の一部が分流するように前線に向かって流れ込んでいる。

② 500hPa 5700m付近で-15℃以下のこの時期としては強い寒気を伴うトラフに対応する低気圧 が日本海北部を東進し、北日本付近は地上の気圧の谷。

③ ①の前線近傍~暖域の西日本と②の上層寒気の強い北日本を中心に、活発に発雷し、メソサイクロンを検出。北~西日本では、激しい雨や非常に激しい雨を観測。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の朝鮮半島付近からのびる前線は、28日は東日本太平洋側にゆっくり南下した後ほとんど停 滞し、1項②の上層寒気を伴うトラフと低気圧は、28日夜までに千島近海に進む。前線や低気圧に向か う下層暖湿気、上層寒気、地上の昇温の影響で大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴う非常に激 しい雨が降って大雨となる所がある。東海地方では28日昼前にかけて、線状降水帯が発生して大雨災 害の危険度が急激に高まる可能性がある。北~西日本では28日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川 の増水や氾濫に厳重に警戒。前線は29日は次第に北上に転じ30日にかけて東北地方に北上。27日に大 雨特別警報を発表した北陸地方で再び大雨となる可能性がある。西日本では29日にかけて、東日本で は30日にかけて、北日本では30日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒。北日本 では28日と30日は、東~西日本では30日にかけて、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。

② 1項①の台風は28日夜には華中で熱帯低気圧となる。29~30日は、別の熱帯低気圧が日本の南を西 北西進。台風や熱帯低気圧周辺の下層暖湿気の影響で大気の状態が不安定となる所や、2項①の低気圧、 台風、熱帯低気圧の影響で、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなる所がある。北日本では29日に かけて強風や高波に、南西諸島では30日にかけて落雷、突風、急な強い雨、うねりを伴う高波に注意。

③ 500hPa 5880m以上の太平洋高気圧に対応して、28日朝までに小笠原近海で高気圧が顕在化して、ゆっ くり西へ移動する。2項①の前線の影響が少ない西日本を中心に晴れて気温が上昇し、猛暑日となる所 がある。熱中症などの健康管理に注意が必要。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量的予想や降水分布は実況やMSMLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

①雨量(06 時からの24 時間):東海150、近畿120、関東甲信・北陸・ 中国100mm。
②波浪(明日まで):北海道・九州北部・沖縄3m。

5.全般気象解説情報発表の有無

「大雨・落雷・突風」を5 時頃に発表予定。


量的な予報については、今後の状況により変化する場合がありますので、注意報・警報や全般気象情報等に記述する数値を利用願います。


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