重力波のささやき?
好きなことを仕事にできるのは羨ましいと思う、黒豆柴です☘️
本日は「KAGRA(カグラ)」について話をします。
日常の素朴な疑問や雑談を学びと成長につなげたいです。
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見学会✨️
ふと目にしたニュースに、胸の奥がチリッと疼くような、それでいてどこか誇らしいような、不思議な感情が湧き上がってきました。
「世界最先端、重力波の観測現場を見学、飛騨市のKAGRAで9年ぶり一般公開」
ボクの生息地からちょっと北に足を伸ばした飛騨市神岡町、その地下200メートルに広がる大型低温重力波望遠鏡「KAGRA(かぐら)」で、実に9年ぶりとなる一般公開が開催されたという記事でした。
全国から集まった幸運な200人が、世界最先端の宇宙の神秘に触れたらしい。
実は、何を隠そうボクもこの見学会に這ってでも参加したい一人でした。
しかし、人生山あり谷あり、家庭の事情という現実の前に、今回は涙をのんで断念せざるを得ませんでした。
心は神岡の地下深くへとトリップしていたのだが、体はしっかりと現実の日常に留まっていたわけです。
ニュースを読みながら、ボクの意識は一気に「学生のころ」へとタイムスリップしました。
当時のボクは、純粋に物理の深淵を目指す若者でした。
一言で物理と言っても道は分かれます。
ボクが選んだのは、「実験物理」ではなく、数式と論理の美しさに没頭する「理論物理」の道でした。
日々、量子力学の不可思議な世界と格闘していました。
一方で、当時の同期たちは違いました。
彼らは「実験」の道を突き進み、それこそ神岡鉱山の地下、カミオカンデの底へと潜っていました。
数式を捏ねくり回していたボクにとって、現場で未知の素粒子(ニュートリノ)を捕まえようと汗を流す同期たちの姿は、眩しく、そして猛烈に羨ましくもありました。
「あいつらは今、世界の最前線にいるんだな」
あの頃の羨望の眼差しが、時を経て形を変え、今度は「KAGRA」という重力波望遠鏡となってボクの目の前に現れたのだから、運命というのは面白いです。
ブラックホールや中性子星の合体が引き起こす「時空のゆがみ」を捉え、宇宙の始まりを解明しようとする一大プロジェクトが、ボクたちのすぐ近くで行われています。
現在は感度をさらに高めるための調整期間中とのことです。
2020年の観測開始から、科学の進歩は一歩一歩、確実に進んでいます。
今回は残念ながら見学に行けず、同期たちがかつて駆け抜けた、そして今も後輩たちが守る「地下の聖地」を歩くことは叶いませんでした。
けれど、ニュースの文字を追うだけで、量子力学に夢中だったあの頃の熱量が、ボクの心の中に確かに蘇ってくるのを感じた。
物理への情熱は、形を変えてもボクの中で消え去ってはいません。
今日は静かに、夜空の向こうにあるブラックホールに思いを馳せることにした、黒豆柴でした🍀
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