予定が崩れたことで、予定になかった検証が始まった
最近、仕事の中で、ある仕組みについて検証していました。
詳しい内容は伏せますが、便宜上、ここでは二つの作業を「A」と「B」とします。
これまで自分は、Aを1回進める間にBを3回行っていました。
何度か試していると、AとBの両方に似たような制限がかかる。
そこで
「Aの1回とBの3回は、何かしら連動しているんじゃないか?」
という仮説を立てました。
もちろん、この時点ではまだ仮説です。
そこで今度は、Bの回数を変えてみることにしました。
Aはこれまで通り。
Bだけ3回から1回に減らしてみる。
ここまでは、自分で考えて作った検証でした。
ところが途中で、まったく予定していなかった条件が入ってきました。
近所の盆踊りの練習です。
盆踊りによって、検証が中断した
この日は、近所で盆踊りの練習がありました。
当然ながら、仕事の検証に合わせて盆踊りの日程が決まっているわけではありません。
時間になれば行かないといけない。
そのため、いつものように作業を続けることができず、途中で一度中断することになりました。
出かける前の時点では、Bに一度制限がかかっていました。
なので、その状態のまま一旦作業をやめて、盆踊りの練習へ。
そして帰宅してから
「さて、続きをやろう」
と再開してみました。
すると、さっきまでBにかかっていた制限が解除されていました。
ここで
「あれ?」
となりました。
自分では試すつもりのなかった条件が増えていた
今回、自分が確かめようとしていたのは、AとBの関係です。
だから、Bを3回から1回に減らしました。
これは意図的に変えた条件です。
でも盆踊りの練習へ行ったことで、もう一つ条件が変わっていました。
一定時間、作業をしなかった。
これは自分で試そうと思って入れた条件ではありません。
たまたま予定が重なったことで、強制的に作業できない時間ができただけです。
でも、その前後で結果が変わった。
そうなると、今まで見ていたものについて、別の可能性も考えたくなります。
AとBが連動していると思っていたけれど、本当にそうなのか?
もしかすると、それぞれ独立しているのかもしれない。
回数だけではなく、時間も関係しているのかもしれない。
あるいは、まだ自分が見つけていない別の条件があるのかもしれない。
前日まで持っていた仮説が、少し揺らぎ始めました。
同じタイミングで起きたから、関連していると思っていた
振り返ってみると、自分がAとBの関連を疑ったのにも理由があります。
毎回同じように
Aを1回。
その間にBを3回。
という進め方をしていました。
そして、どちらにも似たような制限が出ていた。
同じようなことが何度か続けば
「この二つは連動しているのでは?」
と考えたくなります。
自分もそう考えました。
でも今回、いつもとは違う条件が入ったことで、同じタイミングで起きていることと、二つが直接つながっていることは別なのかもしれないと考えるようになりました。
今まで同じ条件で動かしていたから、結果も似ていただけなのかもしれません。
もちろん、今回の一度だけでそこまでは判断できません。
ただ
「AとBは連動しているはず」
という見方だけでは説明しきれない結果が一つ増えました。
自分としては、それだけでも結構大きな収穫でした。
普段なら「今日は条件が崩れた」で終わっていたかもしれない
検証をする時には、可能な限り、条件をそろえないといけません。
昨日はこうした。
だから今日は、ここだけ変えてみよう。
そうやって一つずつ変えていかないと、何が結果に影響したのか考えられない。
今回もそのつもりでした。
Bだけを3回から1回にする。
それ以外は、なるべく前日までと同じように進める。
ところが盆踊りの練習が入ったことで、それができなくなりました。
予定していた検証を進めるという意味では、邪魔が入ったとも言えます。
でも結果的には、その「邪魔」によって
自分では設定しなかった条件で試すことになった。
そして、そこから別の結果が見えました。
もし盆踊りの練習がなかったら、今回もそのまま作業を続けていたはずです。
そうした、「一定時間作業を止めたらどうなる?」という条件は、すぐには試していなかったと思います。
不測の事態を「条件が変わった」と見てみる
今回のことがあってから、不測の事態の見え方が少し変わりました。
仕事をしていれば、予定通り進まないことはあります。
急な予定が入る。
途中で作業を止めなければならなくなる。
想定していた手順が使えなくなる。
そういうことが起きると
「予定が狂った」
と考えがちです。
実際、予定が狂っていることに変わりはありません。
ただ、何かを検証している場合なら
「いつもと違う条件が勝手に一つ増えた」
と見ることもできるのかもしれません。
そう考えると、少し観察するものが変わります。
何が予定と違ったのか。
その状態でやったら、結果はどうなったのか?
いつもと違う反応が出たなら、何が影響した可能性があるのか。
自分で考えた検証ではないからこそ、自分の仮説の外側にあるものが見えるきっかけになりました。
仮説が崩れるのも、検証の結果だった
今回の時点では、まだ何かがはっきり分かったわけではありません。
AとBが完全に独立しているとも言えません。
一定時間空ければ必ず制限が解除されるとも言えません。
むしろ、分からないことが増えました。
それでも、不思議とそれを失敗だとは感じていません。
それまで
「Aの1回とBの3回が連動しているのでは?」
と考えていたところに
「いや、別々に動いている可能性もあるぞ」
「時間も見た方がいいんじゃないか」
という新しい仮説が加わった。
答えには近づいていないように見えて、次に検証すべき材料は増えています。
検証というと、自分で条件を決めて、想定通りに試して、結果を確認するものだと思っていました。
でも今回、自分が考えてもいなかった盆踊りの練習によって、その条件が崩れました。
そして、崩れたからこそ拾えた結果があった。
これからも予定外の出来事は、普通に困ると思います。
何でも「これはチャンスだ」と考えられるほど都合よくもありません。
ただ、予定が崩れてしまったとき
「せっかく条件が変わったんだから、何が起きるかだけ見ておこう」
くらいなら実践できそうです。
意図して取り組む検証だけが、正解ではないのかもしれません。
今回それを教えてくれたのが、まさか近所の盆踊りの練習になるとは思ってもいませんでした。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
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