見出し画像

「(即興詩) お仕事とは。(3月18日)」

泣きながら書く人だったのに
  /青井チトセ

*
おそらく、それは
あなたも心に思ったはずのこと。
すべてのことに
共通するのでしょう。

自分の手のひらの中、
まあるい球を転がす気楽さで、
モノを書いたり、
音楽を奏でていた頃の楽しさ。

*
でも、それを誰かに差し出して、
何かと交換するようになると、
途端に苦しくなる。
自分のはずが、"私"じゃなくなる。

私だけの世界で、
"一人を笑顔にしていた"頃は、
あんなに楽しかったのに。
毎日が、心ときめいていたのに。

*
どんなことでも、
パンを得るための手段にすると、
"相手に気に入られよう"という
想いが立ち上がる。

私が紡いだモノなのに、
心を込めたはずなのに、
それは「私の好き❤️」じゃなくて、
差し出す「相手の好み」となってしまう。

いつの間にか、楽しさも、
遠くへと行ってしまう。

それが、少し悲しい。
それが、好きをお仕事にするということ。

*
でも、いいの。
私の手から生み出されるモノが、
「心に浮かんだカタチ」と違っていても
それが、今日のパンやスープとなるから

お仕事とは、
誰かの気に入ってもらえて
手にとってもらえて、
初めて何かと替えられるのだもの。

「本当に生み出したいモノ」は
失くしてしまわないよう鍵をつけて、
私の心の奥底に大切にしまって、
いつか、きちんとカタチにするわ。

お仕事とは、
今日のパンやスープ
…テーブルのお花にもなって
それが"今のしあわせ"だもの。

今日も、良い一日になりますように。
(🎹MIYABI)

いいなと思ったら応援しよう!

みやび ご支援くださり、ありがとうございます。くださったチップは、楽譜やご本の購入代金に使わせていただきます。

この記事が参加している募集