基礎研究とエンジニアリング

基礎研究とエンジニアリングでは、真因の意味が異なる。しかし、多くの人がこれに気付いていないような気がしている。
日本の教育は、左脳ばかり鍛えていたために、基礎研究的な真因の感覚が特に強いのではないかと思う。これが、日本企業の生産性を下げているのではないかと考えている。

基礎研究における真因とは、100%の正しさを追求するものだ。だから、理論を積み上げ、反証がないかをチェックし、疑いようのない観測結果を得ようとする。効率を度外視していると言ってもいいだろう。

しかし、エンジニアリングの真因は違う。エンジニアリングでは、問題が概ね解決すれば良いのだ。だから、パレートの法則(2:8の法則)のような幅で特定すれば十分なのだ。最先端技術でもない限り、莫大なコストをかけて、正確な分析をする必要などない。さっさと手を打った方が効率的だ。

前例を真似するだけというのは、さすがに愚かだと思う。成功した理由くらいは、整理するべきだ。

万有引力の法則(厳密には誤りだが、簡易モデルとしては有用)くらいの精度でいいのだ。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集