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見た目は同じ。でも中では、筋トレをしていた。

同じ「ノートを書く」でも、こんなに違う。

昨日、娘に聞いた。

「板書ってどんな感じなの?」

すると返ってきたのは、

「筆圧・空白余白・文字・はねとめ・順番通り」

だった。

私は正直、
その瞬間まったく意味が分からなかった。

「???」

だった。

でも、とりあえずメモした。

あとでChatGPTに聞いてみたら、
娘の中では「ノートを書く」が、

・筆圧を調整する
・空白を整える
・余白バランスを見る
・文字の形を崩さない
・はね・とめ・はらいを意識する
・書き順を守る
・行からズレない
・黒板を見て保持する
・次の文字を予測する

みたいな、
大量の同時処理になっている可能性があるらしかった。

私はそこで初めて気づいた。

娘は、
「内容を書く」の前に、

“書くためのOS維持”

をずっとやっていたのかもしれない、と。

定型発達の子は、
多くの処理が自動化されている。

だから、
「先生が何を言っているか」
「内容をどう理解するか」
に集中しやすい。

でも発達特性のある子は、

・姿勢を保つ
・力加減を調整する
・視線を移動する
・文字位置を合わせる
・次を忘れないよう保持する

みたいな、
“書くための制御” そのものに
かなり脳の処理を使っている場合がある。

だから疲れ方が、

「勉強して疲れる」

ではなく、

「筋トレしながら情報処理している」

に近いのかもしれない。

しかも周囲からは、
同じようにノートを書いているようにしか見えない。

ここが本当に難しい。

本人は全力なのに、
外からは分かりにくい。

昨日まで私は、
娘の「筆圧・空白余白・はねとめ」が
ただの単語の羅列にしか聞こえていなかった。

でもAIでイラスト化してみた時、
初めて、

「あ……これ全部同時にやってるの?」

と理解した。

娘が言っていた
「筆圧・空白余白・はねとめ・順番通り」
という言葉は、
ただのこだわりではなかった。

イラストの中の、
肩や首の緊張、
背中のこわばり、
体幹で踏ん張る感覚と繋がった時、

娘は「頭」だけではなく、
身体まで含めてフル稼働しながら
板書していたのかもしれない

と思った。

昨日まで『???』だった言葉が、イラストを見て繋がった。

“書く” って、
こんなに全身を使うことだったのか。

見た目は同じでも、
中で起きていることは、
全然違うのかもしれない。




あとがき

【AIとの対話で印象に残ったこと】

娘が、

「筆圧・空白余白・文字・はねとめ・順番通り」

と言った時、
私は正直まったく意味が分からなかった。

でも、
「あとでちゃっぴー(AI)に伝えてみよう」
と思って、とりあえずメモした。

あとからAIに見せると、

「これは、“何を書くか” ではなく、

“どう制御しているか” の説明に近い」

と言われた。

たしかに娘は、
「疲れる」ではなく、
どこに脳の処理が使われているか
を説明していたのかもしれない。

私たちが「書く」の一言で済ませている動作の中に、
娘にとっては、
これだけ多くの同時監視項目が存在していた。

昨日まで「???」だった言葉が、
今は少し違って見えている。




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