「どこに保存するか」もう考えなくていい。── 1日でAI秘書を手に入れた話
「あの頃」の自分を思い出した
会社員時代、私には秘書がいた
「○○さん、来週火曜に山本部長との会食を入れておいて」と言えば、カレンダーに入っていた。「今朝の会議のメモ、あとでまとめておいて」と言えば、共有フォルダに整理されていた。「この案件、少し考えてみたいから後で見返せるようにしておいて」と言えば、どこかに保管されていた。
どこに何を保存するか、私は一度も考えたことがなかった。
退職してから3年。正直に言う。あの感覚が、ずっと恋しかった。
退職後の「情報迷子」
スマホのメモ帳に書いたのか。GmailのToDoに入れたのか。Googleカレンダーに登録したのか。Notionのどこかに書いたのか。
思いついたことを書き残そうとするたびに、一瞬止まる。
「これ、どこに入れればいいんだっけ」
この0.5秒が、積み重なると地味にストレスだ。思考が中断される。書くのが面倒になる。結果、何も記録しない。
これは「整理が苦手」な問題ではない。「入り口が複数ある」構造問題だ。
優秀な秘書は、この問題を無意識に解決してくれていた。私は「伝えるだけ」でよかった。保存先を考えるのは秘書の仕事だったのだ。
ある1日の実験
今日、試した。
最近話題のClaude。私も1か月前からデスクトップ版をインストールして色々触っていた。
ユーチューブ等でテーマとして取り上げられていた「Claudeを、秘書として設定する」という実験だ。
私の場合 ツール構成はこうだ。
Google Calendar → 予定の管理
Gmail → メールの確認・要対応の抽出
Notion → タスク・メモ・プロジェクト管理
Slack → 入力の「玄関口」
Claude(AI) → 全体の司令塔
そして、こう設定した。
Slackの専用チャンネル「#claude_秘書」に書き込むだけで、Claudeが中身を判断して適切な場所に保存する。
実際にやってみた
試しにSlackに書いた。
「B社との面談の事前準備 エントリーシートの読み込み」
30分後、Claudeから返信が来た。(30分というのは私が設定した作業サイクルの時間)
✅ タスクに追加しました!
📌 B社面談事前準備:エントリーシート読み込み
📅 期限:今日(16:00の面談前まで)
⏰ 面談まであと約5時間です。お早めに!
Notionのタスクリストにも、ちゃんと入っていた。
私がやったことは、「Slackに一言書いただけ」だ。
Claudeが自動で振り分ける4つの箱
あなたがSlackに書いたもの
↓
Claudeが判断
↓
📅 予定・日時あり → Google Calendar
✅ やること・期限 → Notionタスク
💡 アイデア・メモ → Notionメモ
🤔 要検討・後で → Notion要検討リスト
「来週月曜15時に鈴木さんとZoom」と書けばカレンダーへ。「C社の資料を今週中に整理」と書けばタスクへ。「動画のサムネ、もっとシンプルにしたほうがいいかも」と書けばアイデアメモへ。
どこに保存するか、考えなくていい。
これは小さいようで、大きな変化だ。
毎朝8時、秘書が「今日の報告」をしてくれる
もうひとつ設定した。
毎朝8時に、Claudeが自動でブリーフィングを届ける仕組みだ。
カレンダーを確認する。Gmailを確認する。Slackを確認する。Notionのタスクを確認する。そして、まとめて報告してくれる。
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📋 デイリーブリーフィング|4月3日(金)
🗓️ 今日のスケジュール
10:00〜 プロジェクト作業
16:00〜 面談・B社
19:00〜 会食(銀座の和食店にて)
📬 メール・要対応
⚠️ 佐藤様へのリマインドメール(期限:4/5)
🎯 本日のアクションアイテム
1. 佐藤様へリマインドメール送信(今日中)
2. B社面談事前準備(16時前まで)
3. 重要書類の最終確認(午前中)
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会社員時代に秘書が毎朝届けてくれていた「本日のスケジュール確認」が、自動で毎朝届くようになった。
かつて秘書やアシスタントがいた人へ
定年退職した後、「あの頃は楽だったな」と思うことがある。
情報を整理してくれる人がいた。スケジュールを管理してくれる人がいた。「これはどこに持っていけばいいですか」と聞かなくていい環境があった。
その環境は、決して特別なものではなかった。「優秀な人間が担っていた、情報整理という仕事」があっただけだ。
そしてその仕事を、今やAIが担えるようになった。
私の場合は、#claude_秘書#という名前の秘書を得ることができた。
1週間使ってみて、優秀な秘書であることが確認できれば、○○ちゃんと名前をつけよう😊
エンジニアでなくてもできる。70代でもできる。やってみようという気持ちさえあればいい。
残念な点もある、正直に書く
LINEには対応していない。
多くの日本のシニアが日常的に使うLINE。「LINEでメモを送るだけで秘書AIが処理してくれる」なら、もっと多くの人に使ってもらえるはずだ。
すでに海外のAIサービスの一部は、LINEとの連携を実現し始めている。これは革命的だ。
ClaudeにもLINE対応を強く望む。シニア世代にとって、LINEは「スマホの入り口」だ。そこにつながることで、このAI秘書体験を何十倍もの人に届けられる。
今日の実験を終えて
1日でできたことを振り返ると、なかなかのものだ。
・毎朝8時のブリーフィング自動化
・Slack「#claude_秘書」チャンネルからの自動振り分け(30分ごとに実行)
・Notionの整理(バラバラだった20以上のページを4つのフォルダに整理)
・タスクリストの自動更新
かかった費用は、ほぼゼロだ。
エンジニアでなくてもできた。70代でもできた。「やってみよう」と言う勇気だけあればよかった。
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Slackに一言書くだけで、Claudeが考えてくれる。
毎朝8時に、今日やるべきことが整理されて届く。
「どこに保存するか」を考えなくていい入り口が、一本化された。
これは、かつて優秀な秘書が担っていた仕事だ。
そしてそれが今日、私のスマホの中に収まった。
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次回:この秘書システム、実際に1週間使ってみてどうだったか── 続きはまた。
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