最近の言葉に戸惑い
「note」を始めて戸惑ったことがある。
多くの方の投稿に、ジジイの私には理解しにくい言葉がたくさん出てくることだ。
「案件」
「構造」
「境界線」
「解像度」
「引き寄せ」
……………………………
これらの言葉は、私が初めて目にしたと言ってよかった。
「案件」は、最近になって少し聞くようになってはいた。
だから「note」で初めて知った言葉ではない。
私が現役で働いていたころは「案件」とは言わず「相談」とか「課題 」とか「問題」とか「調査」とか「注文」と言っていた。
それを今の人は案件と言うんだなあと不思議に思っていた。
「note」の投稿を読むようになって、「案件」が普通に使われているので、今を生きる人たちは「相談」「課題 」「問題」「調査」「注文」とはもう言わず、すべて「案件」と言うのだと思った。
「構造」については、その言葉が出てくる文章を読んでも、どういう意味かいまだにわからない。
構造には、ひとつのものを作りあげている部分部分の組み合わせ方という意味のほかに、ひとつの全体を構成する諸要素同士の、対立・矛盾・依存などの関係の総称、複雑なものごとの 部分部分や要素要素の配置や関係という意味がある。
しかし、「note」で使われている「構造」に、上のどの意味が当てはまるのかよくわからない。
「境界線」も同じ。
境界線は普通は土地と土地の境目のことを意味するが、心理学では「どこまでが自分の責任で、どこからが相手の領域か」を区切る考え方の意味としても使われる。
しかしこれまた、「note」で使われている「境界線」が心理学的な意味で使われているのだろうなと思うものの、どうもよくわからない。
「解像度」と「引き寄せ」は何となくわかる気もするが、「こういうときに使うのは適切だろうか?」と思ってしまう。
上の言葉について少しは説明してもっとわかりやすく書いたほうがいいのに思うが、今の若い人にはそれで通じるからいいのだろう。
書き手は重要なところを箇条書きにするなどしてわかりやすくなるよう努力しているケースもあるが、それでも私にはわかりにくい。
何しろ学者の論文みたいな見た目なので、見てすぐ読む気を失う。
昔、学者の論文をまとめて一冊の本にする編集の仕事をしたことがある。
その論文がひどいもので、ひとつとしてそのまま活字にできるようなものではなかった。
専門用語については前後の文章からある程度類推できたが、文法が滅茶苦茶なのと、構成が適当なので、全面的に書き換えなくてはならないものばかりだった。
それ以来、論文調の文章を見ると拒否感を抱いてしまうようになった。
仕事なら頑張って読んで直したが、仕事でないなら読む気にならない。
プロンプトといったカタカナ語が急増していることにも迷惑している。
そういうカタカナ語の多い投稿も読む気になれない。
時代はどんどん移り変わる。
現役を引退したジジイの知らないところで世の中はどんどん変わっていく。
