見出し画像

第263話 【爆笑】スタバで隣の人が“注文練習”していた話

【もとしの爆笑日記 第263話】




注文って、なんであんなに緊張するんだろう

スタバに入ると、急に自分の語彙力が消える。
これは多分、日本人の7割が経験している現象だと思う。

「サイズどれだっけ?」
「トールって中?大?」
「カスタマイズとか言われたらどうしよう」

俺は27歳、名前はもとし。
真面目だけどズレてて、なぜか「自分ではうまくやってるつもり」になりがちな男だ。

その日も、朝散歩の帰りにスタバへ寄った。
読書のお供にコーヒーを買う。
ただそれだけの、平和な朝になるはずだった。

……隣の席の“異変”に気づくまでは。


今日はイケる気がしていた俺

店内はそこそこ混んでいた。
大学生っぽい集団、ノマド風の人、主婦っぽい人。

俺は窓際の席に座り、文庫本を開く。
カップから立ち上るコーヒーの香り。
完璧な朝だ。

「よし、今日はちゃんと“スタバに慣れてる大人”だな」

謎の自己評価をしながら、隣の席を見る。

そこに座っていたのは、俺と同年代くらいの男性。
黒いリュック、無地のパーカー。
ごく普通。いや、むしろ俺と似た雰囲気。

ただ一つだけ、違和感があった。

彼、やたら小声でブツブツ言っている。


「トール…トール…」

最初は電話だと思った。
イヤホンもしてないけど、まあそういう人もいる。

でも、よく聞くと違う。

「トールで…
 えーっと……
 ホットの……」

俺は本を読みながら、耳だけをそっと傾けた。

「(あ、これ…注文の練習だ)」

なぜ分かったかというと、
内容が完全にスタバの注文だったからだ。

「キャラメル……マキ……
 あ、噛むな、噛むな……」

心の中で、俺はうなずいた。

(分かる。めちゃくちゃ分かるぞ)


人は“他人の緊張”を見ると安心する

正直、ちょっとホッとした。
自分だけじゃないんだ、って。

しかも彼は、かなり本気だった。

スマホのメモをチラッと見て、
小声でまた言う。

「キャラメルマキアート、トール、ホット……
 ホイップは……そのまま……」

俺は本を読むフリをしながら、完全に聞いていた。

(頼む、成功してくれ……!)

なぜか応援したくなる。
同じ戦場に立つ戦友のような気持ち。

だが、ここで一つ問題があった。

彼、もう注文終わってる。

彼の前には、
すでにスタバの紙カップが置いてある。


「え、今さら?」

俺の頭が一瞬フリーズした。

(え?
 もう買ってるよね?
 じゃあ、なんで練習してる?)

まさかと思って、もう一度よく聞く。

「……次は、
 サイズを聞かれても大丈夫……」

次。

次??


違和感が一気に増殖する

彼はコーヒーを一口飲み、
軽くうなずいた。

「うん……いける……」

そして、また小声。

「じゃあ次は……
 カスタマイズ……
 『ショット追加で』……」

俺は完全に本を読むのをやめた。

(この人、
 “未来の自分”に向けて練習してる……?)

スタバは今ここにある。
注文はもう終わっている。
なのに、彼は次の注文に備えている。

人生の予習を、
スタバで。


地獄は突然、音を立ててやってくる

その時だった。

店内に響く、店員さんの声。

「——〇〇さま!」

彼が、ビクッと肩を揺らした。

俺もつられてそちらを見る。

店員さんが、彼の方を見て、笑顔で言った。

「おかわり、いかがなさいますか?」

一瞬の沈黙。

彼は立ち上がり、
練習通りの表情で、口を開いた。

「キャラメルマキアート、
 トールで……」

店内が、静まり返った。


全部、声に出ていた

店員さんが、少し困った顔をする。

「……あ、こちらはおかわりのご案内で……」

彼は固まった。

そして、気づいたのだと思う。

さっきまでの“練習”、
 全部、実際の注文だと思われていたことに。

後ろの席から、
クスッという笑い声。

俺は必死に下を向いた。

(やめて……
 これは……
 直視できない……)


オチは、想像の斜め上から来た

彼は真っ赤になり、
小さくこう言った。

「あ……じゃあ……
 次、失敗しないように……」

そして——
そのまま席に座り直し、
また練習を始めた。

「……次は、噛まない……」

俺は、ついに吹き出した。


まとめ:練習する場所は、選ぼう

スタバは、コーヒーを飲む場所だ。
人生のリハーサル会場ではない。

でも、あの日の彼を笑えない。
なぜなら俺も、
心の中では何度も注文を練習しているからだ。

次回、





ありがとうございます。

ここまで読んで、少しでも「クスッ」と笑えたり、気持ちが軽くなったなら、それが最高のご褒美です。

もし「続きを応援したい」「この人、もっと恥かいてほしい」と思ったら、気持ちの先払いとしてチップをそっと置いてもらえると、次回の赤っ恥がさらに磨かれます。





本記事はAI GPT-5.2を積極的に活用して執筆しました。



小宮 基司🌈自己紹介😊



1978年生まれ/三重県出身

サイバー大学 IT総合学部卒業。

第一種衛生管理者の資格を持ちつつ、日々「人とテクノロジーの幸せな関係」を追求中。

趣味は読書・朝の散歩・プラモデル作り。

夢を叶えるために25年以上努力を続けています。

「夢は、幸せな結婚。」

noteでは、フィクションではありますが日常の“ちょっとした失敗”や“笑える瞬間”を物語として発信しています。

フォロー、スキ❤️、コメントしてください。😊


いいなと思ったら応援しよう!

ラーズ よろしければ応援お願いします!いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!