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冷したぬきの月見そば【我が干しそば道 精進の209杯目】

【我が干しそば道 精進の209杯目】

●メニュー名:
冷したぬきの月見そば

●ご挨拶:

 やぁ諸君、ご機嫌いかがかな?
全日本干しそば党 党首の佐奈田堂さなだどうだ。
一束の干しそばから始まる偉大なるマンネリズム劇場、
我らが全日本干しそば党の党本部 公式noteへようこそ。
本日も、諸君たちの潜在意識に熱く、そしてくどく語りかけるマンネリズムでサブリミナルな一杯をお届けしよう。
我らの目的は干しそばの啓蒙、つまりプロパガンダ。
故に繰り返しマンネリズムは基本中の基本である。
とはいえ今回は、夏日で火照った諸君たちの「涼」に焦がれる切実な想いに応えたい、そんな思いやりの一心で点てたものだ。
それは‥

It's a
COOL RACCOON DOG MOON VIEWING SOBA
つまり
冷したぬきの月見そばだぁーー!
ウォリャァァァ!!(#゚Д゚)ノシ

どうだ諸君、「涼」どころか暑苦しさ120%で
最初から何だかめんどうくさそうだろう。
・・引き返すのなら今のうちだぞ ( ̄▽ ̄)ニチャァ‥


●解説:

いきなり最初から済まないが、
実は今朝の一杯は「たぬきの月見そば(温)」だった。
休日の朝は温タヌキで清々しいほど清貧に始まったのだ。

(実は冷しの前に温で「たぬきの月見そば」を点てました)

だが私は今回使用した干しそば「滝沢更科ざるそば処」のクオリティをどうしても確かめたく、連続して今度は「冷したぬきの月見そば」を点てたのである!そう、つまり温で点てたあと、探求心からあらためて2杯目を冷で点てたという訳だ。
そこで気になるのは冒頭で述べた私の言葉じゃないだろうか、
ーー夏日で火照った諸君たちの「涼」に焦がれる切実な想いに応えたい、そんな思いやりの一心で点てたものだーー とな
確かに私はそう言った。

だがなあれは嘘だ ε- (´ー`*)フッ

オトナなんて嘘をついてナンボだ
言わせるな恥ずかしい!( ー`дー´)キリッ

そして今回の天かすは伝説の揚げ玉メーカースター食品工業株式会社製造の一級品、さらに賞味期限切れ3か月の長期熟成品を使用だフフフフフ。
内容的には最初に点てた「たぬきの月見そば」を単純に冷しぶっかけそばに仕様変換しただけのものである
( ゚д゚)ウム

ちなみにこの「冷やしたぬきそば」の発祥は、一般的には岐阜県岐阜市といわれている。創業が昭和3年の「更科(店名)」が、戦後にこの地で考案したということだ。
私が都会に出てきた1985年当時は確かにどこの立ち食いそば屋にも、そして一般的な蕎麦屋でも見た記憶がなく、その後1~2年ほどして、当時通学していた学校近所の新宿の立食いそば屋で目にするようになった。
だから私が初めて冷したぬきの存在を知ったのは1986~1987年頃ではないだろうか。
そして冷しタヌキそばは、店によっては冷し中華のように細切りのキュウリやかまぼこ、錦糸卵を入れるところがある。その根底には冷し中華があるのだろう。

やがてこの冷やしたぬきが世に広まることで、今まで冷そばといえば盛りそばやざるそばばかりだったところに「冷しぶっかけそば」という一つの新たなムーブメントが起きたのだと理解している。
ちなみに発祥の地といわれる岐阜県岐阜市の冷やしたぬきには、天かす(揚げ玉)の他にも味付け油揚げが入っている。関東と関西の中間地点である岐阜で、東西それぞれの「たぬき(関東は揚げ玉、関西は油揚げ)」が一つになった形か。
でもそれだと関東では「冷したぬき」ではなく「冷しむじなそば」じゃないかと私はいつも思うのである。
そうそう、ぶっかけそばということで、一つ覚えておいてほしい事実がある。実は蕎麦切の歴史を振り返ると、蕎麦に冷汁をぶっかけて食す「冷しぶっかけそば」の歴史自体は江戸時代の発祥なのだ。
つまり「ぶっかけそば」というスタイルは、蕎麦の歴史の中でしばらくの間忘れられていたのかもしれないが、上記の冷したぬきの登場により、昭和後期に大々的に復活した形になる。

さぁ、そして本日の干しそばの話をしようか。
この「滝沢更科ざるそば処」は「とろろ」入りの良品、つるっと喉奥を過ぎる感じが良いものだ。実は私は、この「とろろ入り」の蕎麦が得意ではなかったのだが、最近また購入するようになった。
とろろ入りの干しそばは、これからの季節「冷蕎麦」でいただくと非常に良いものだということに改めて気付いたからだ。


●干しそば:

滝沢更科ざるそば処
製造 滝沢食品株式会社
販売 株式会社日清製粉ウェルナ


●つゆ:

キッコーマン濃いだし本つゆ
キッコーマン特選丸大豆しょうゆ
(つゆ40cc しょうゆ5cc 水150cc)


●天かす:

「海老入りあげ玉」 98円/50g
販売 イオン トップバリュベストプライス
製造 スター食品工業株式会社


●長ネギ:

千葉県産


●わかめ:

和日彩々 カットわかめ(乾わかめ)
製造/加工 広伝株式会社
販売 イオン株式会社


●生たまご:

菜の花エッグ 産直たまご
宮本大史さんの顔写真があるもの
販売はコープデリ生活協同組合


●生わさび:

エスビー食品株式会社


●コメント:

あくまで私感でしかないが、やはりこの干しそばはその名に「ざるそば」と冠するだけあり、個人的には最初に点てた温そばよりこの冷そばのほうが、より美味しく感じられた。
私自身、実は今まで長年に渡り、既に400種ほどの干しそばを食してきたが、そのなかで商品名に「ざるそば」と記される干しそばは、基本的に冷そばが抜群に旨いものが多いように思う。
もちろんそれらは温そばでも十分美味しいが、メーカー自らその商品名に冷しそばの名を持ってくること自体、冷そばへの自信の程が伺えるというものだろう。
そして今回の「滝沢更科ざるそば処」も、私の無粋な推測ながら、そんな逸品ではないかと思われる。


●注意点:

特になし。素晴らしい一杯だ。


●全日本干しそば党 党首より:

干しそばの神様そば神様 天干細蕎麦命様、お陰で今朝の一杯は、本場岐阜県岐阜市の冷やしたぬきに引けをとらない一杯が点てられました、
まことにありがとうございます。
蕎麦神様は偉大なり!
蕎麦神様は偉大なり!
蕎麦神様は偉大なり!

諸君、干しそばの光に( ゚д゚ )クワッ!!

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●追伸:
全日本干しそば党の歴史は、Instagramから始まった。
https://www.instagram.com/sanada_do/

※本稿は、Instagram 2026年5月10日のPOSTより引用・加筆

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