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下戸の私が、300年の歴史に酔いしれた日 ‐醸造見学記‐

ビールも日本酒もワインも呑めない、いわゆる下戸である。
大人になったらビールの美味しさを味わえると思っていたが、苦いままである。

どうも体質的に受け付けないらしい。
献血をした際、ベテランの方がアルコール消毒をした際、
「お酒に弱い体質ですね。」
と教えてくれた。だから呑めないのか、合点がいった。

さて、そんな私でも、あるお酒には興味がある。
そう、日本が誇る日本酒である。

旅先で醸造見学する機会があり、どのように日本酒が作られているか、
一度見てみたいと思い見学を試みた。

醸造見学先は、山梨県の「井出醸造店」さん、
何と300年以上も続く老舗である。
21代目の井出さんが、
ユーモア交えて非常に分かりやすく教えてくださった。

◎「酒造りは寒造り」、美味しいお酒を造るには温度管理が大切
◎富士山の澄んだ湧水が惜しみなく使われていること
◎米の研ぎ具合によって純米吟醸や純米大吟醸と変わること
などを教えて頂いた。

ワインも製造し始めたそうで、
ワインを作っている樽倉庫の中に入ると、ひんやりとした空気の中に芳醇な日本酒の香りが漂っていた。

使っている樽の由来や、
寝かせるほど美味しくなるというエピソードはとても興味深かった。

いよいよ試飲タイム。
5種類(日本酒3 梅酒1 ワイン1)を少なめの量にして
試飲させて頂いた。

いやぁ、お酒好きにはたまらなく美味い!(に違いない。)
で、呑めない私にとって、1番美味しく感じたのは、梅酒。(笑)
思わず、お土産で買ってしまうほど、美味しかった。

さて、一通りの見学が終わり、
御礼と同時に教師をしていることを伝えた。

すると、
「SDGsが言われていますが、米を無駄なく使っている日本酒造りから分かるように、日本では(SDGsが)2000年以上前から行われている。」
「日本が昔から大切にしてきたことを教育していくことが大切だと思います。」
と語ってくださった。

職人としての粋を感じた。

子供たちに何かしらの形でこうした酒造りの文化を伝えたい。
酒は難しくても、米を起点とした食文化や発酵と何かしら教えられるに違いない。

井出酒造さん、ありがとうございました。
応援しています。
私も教育現場でがんばります。

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