中小企業診断士と「役に立たない」
中小企業診断士の資格は役に立つ
結論からすると中小企業診断士は非常に役に立つ資格ですし、役に立つ専門家です。
資格取得においては決断・行動して、努力を続けたことだけでも価値はあります。
経営支援の現場における専門家としても利益の改善に寄与できます。
中小企業診断士に限らずですが、各資格、各士業のサジェストに「役に立たない」と表示されます。
ただ、この「役に立たない」について考えてみたいと思います。
「役に立たない」は二つの意味がある
役に立たないというのは二つの意味があります。
資格を取ったが、人生の役に立たなかった。
専門家として利用したが、役に立たなかった
「弁護士」「公認会計士」「税理士」においては2の文脈で使われることが多い気がします。独占資格ですし、企業内ではないですから。
「中小企業診断士」に関しては両方とも考えられます。ただ、検索して出てくるのは1の文脈が多いですが。
ただ、今回は2の文脈での役に立たないを考えてみたいと思います。
なぜ専門家として「役に立たない」となるのか?
中小企業診断士が期待される価値をわかっていない
診断士試験では支援の具体的なこの辺を学ぶことはないですし、実務補習でも不十分なので、能力が身についていないというのは間違いないです。
価値というのは会社の利益を向上させることです。
振り返れば、自分自身も仕事を始めて3年ぐらいはほとんど価値を出せていなかったと思います。
若かったのもありますし、中小企業診断士の本質的な仕事の意味を理解できていなかったということもあると思います。
提言が刺さらない
提言内容が優れていても、社長に伝わるかは難しいです。
何を言うかよりも誰が言うか。
若かったのもあるでしょうが、新人で伝えて動いてもらうのは本当に難しいです。
回数をこなせば、徐々に刺さるようになってきますが、新人では難しいです。
定年から始めた場合は、刺さるようになった段階で引退という流れになるかもしれません。
提言内容が間違っている
もちろん提言内容自体が間違っている場合もあります。
実は他のコンサルが入った後に企業に接する場合もあります。前のコンサルの内容を見ると明らかにポイントが違っていると感じる場合もあります。
もちろん私の視点なので、どちらが正解かというのは一概に言えませんが、どっちかは間違っているわけです。
間違った提言だと、役に立つわけはありません。
中小企業診断士が役に立つ専門家になるには
結局、価値を出せる中小企業診断士から学ぶのが一番なんだと思います。
でも、中小企業診断士を取ったら一緒と十把一絡げにしているので、訓練や研修が進みません。
また、誰がひよこ食いで、誰が本当のコンサルかというのも新人にはわからないですし。
各地の協会や日診連がプロコンを目指す人に向けた、研修プログラムを作るのが有効なんでしょうけど、人が確保できないので、大阪でも中々できないですからね。
結局、プロコンを受け入れる事務所設立が有効なのかもしれません。
役に立つ中小企業診断士を増やしたい
このことはずっと考えていますが、本当に難しいです。
結局、中小企業診断士に頼んでよかったと思う人を増やす以外に「役に立たない」というサジェストを消すことはできないですからね。
「星を投げる人」でいいと思いながらも、やっぱり他の人のコンサルティングについてもレベルアップに向けて、地道に取り組み続けるしかないんでしょうね。
