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ニアミスとシンクロニシティ〜#1 始まった物語


〜日曜日〜

見慣れないアイコンからのLINE。
ん? 誰?
開いてみると、前回は10年前に初めて連絡を取り合った 高校の同級生、T君からだった。


この記事は、事実に基づくお話しに少し創作も
入れて書いています。
これからの展開は、書いている私にも
今はわかりません。
立ち止まっていただいた方、ちょっとだけ
読んでみて下さいネ。




その時は、何気ない質問に、答えているだけだったのに、ニアミスが本当にこんなふうに起きるとは。

ニアミスが何度もあるうちに、それは単なる偶然では無く、そのうち本当に、巡り合う瞬間が来るような気がして、シンクロニシティの序章のように感じてきた。

そんな予感が楽しかった。

だから私は、敢えて時間を伝えなかった。


🍀🪻✨✨✨

T君のこと

T君は、故郷函館の高校の同級生。
と言っても同じクラスにはなった事がなく、吹奏楽部で一緒だった。
T君はドラマーだった。真面目で勤勉なドラマーだった。だから部活は3年生になる直前で辞めて、受験勉強に集中し、筑波大学に進学した。

私はテナーサックスを吹いていた。
3年間部活を続けて、進学はせずに結局、
某都市銀行に就職した。

あの頃は、他の男子と比べると、T君とはあまり話した事が無かった。

キリッとしたビジュアルで、ゆっくりした喋り方。
頭もいい、今で言う "スン" とした男子だった。


10年前のこと

高校の全体同窓会。
関東支部があり、私達の学年が幹事する年だった。私は、全体同窓会には出席せず、幹事もしなかったけど、同期の飲み会に誘われて何度か参加した。
そのうち、吹奏楽部の同期の行方を知りたくなり、
唯一、連絡先がわかったのがT君だった。

そしてT君からの繋がりで、あと2人にも連絡がついた。

その2人は、双子の男子で、高校時代、私は仲が良かった。特に弟君とは部活の後、一緒に帰ったり、
演奏会本番の日は何人かで一緒に行動したし、3年生の秋に部活を引退した後も、誰もいない音楽室で、弟君のホルンに合わせてピアノ伴奏をしたりした。
沢山思い出があった。

そして、その双子君同士が暫く会っていないと言うので
幼馴染か親戚みたいな関係の私が、4人で会うセッティングをした。

年齢を重ねた4人。
それぞれの近況報告。
思い出話し。

その時のT君は、一流企業のエリートコースのポジションに就いていた。
物腰も柔らかく、体型もスマートなまま。

まさに "スン" としていた。

そして、住まいが割と近い事がわかった。
生活圏内とまではいかないけれど、車で行った事がある場所だし、時間的にも20〜30分だ。

ただ、あの時は、私も仕事をしていて多忙。
T君も勿論多忙。
ましてや高校時代はそれほど仲良くもしてなかったから、4人で会った後は、直接連絡をすることも無かった。

LINEをいつどうして繋いでいたのか?
覚えていない。


近況報告

T君の今は、
某有名企業を退職し、起業し、中小企業を顧客にして、コンサルタントの仕事をしているそうだ。
その顧客のうちの1社が、私が住むA市にある為、
毎週のようにA市に来ているとのこと。

そして、公共施設のレンタル会議室を良く利用しているとの事。

なんと!その公共施設には、私も月に数回は通っている。

その事を話すと(LINEで)
「すれ違っているかも〜」
って。

顧客の会社はどこにあるのかを聞いたら、
社名を教えてくれた。
知らない会社だったけど、Google mapで調べたら、
私の生活圏内にあった。

なんと、そんなに近くに来ていたんだあ。

LINEで、話せば話すほど、話題が増えた。
だから楽しかった。

カメラ、日本酒、ハイキング、旅.....

共通の話題が沢山ある事がわかった。

その日は、夕方から、ゆっくりと途切れ途切れに、LINEのキャッチボールが続き、
おやすみなさい。で終わった。

「そのうち、ランチしましょう」

T君から、そう言って来たので、

「では、A市に来る時、連絡してねー」

社交辞令的に捉えた私も、
本当に連絡が来るかもわからないけど
会って話したら楽しいかも。
とは、思った。


火曜日

火曜日は、前々からの予定で、札幌へ飛んだ私。
いつも函館へ行く時は、通路側に席を取るのに、
なんとなく窓側に取った。

車窓からの眺望が楽しくて、
沢山シャッターを切った。

海に突き出てるのが函館山。
ここからだとこんなに小さくしか観えないんだ。
でも、函館を愛する者にはわかる。

そして、函館を超える時に撮れたこの写真をT君に送ってみたくなった。

フライト✈️中は、送信出来ないので、その日の夜、
ビジホで寝る前に送信した。

「これはどこでしょう」

すぐに既読になった。

そうしたら........


● To be continued…


長くなるので、Ⅱ へ続きます。


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