読む時間より、本が近くになかった『勝間式 金持ちになる読書法』読書レビュー
昼休み、昼ごはんを食べ終わって、次の予定まで10分ある。
本を読もうと思っていたはずなのに、気づけばスマホでニュースを見ている。別に知りたかったニュースでもない。そのまま関連記事を二つほど開いて、残り時間は3分。
「今日は読書する時間がなかった」と思っていたけど、どうも違ったらしい。
時間がなかったというより、10分できた瞬間に本が目の前になかった。
『勝間式 金持ちになる読書法』を読んで、自分が一番引っかかったのは、読書量の話でも速読の話でもなく、「常に本を持ち歩く」という話やった。
空き時間は、考えているうちに消えていた
本書では、通勤や待ち時間などの隙間時間を読書に使うため、すぐ読める状態を作っておくことが勧められている。スマホのトップ画面にKindleアプリを置くのも、その一つである。
これを読んで、確かにと思った。
自分は空き時間ができてから、「さて、何しよう」と考えている。メールを見る。SNSを開く。読みかけの本を思い出す。でも本はカバンの奥か、家の机の上にある。
探してまで読むほどの時間でもないな、とスマホに戻る。
その判断だけは、びっくりするくらい速い。
読書は意思より置き場所で負けていた
自分は、本を読むには少しまとまった時間が必要やと思っていた。コーヒーを用意して、椅子に座って、できれば静かな場所で読む。
条件をそろえているうちに、読書がちょっとした行事になっていた。
一方でスマホは、信号待ちでもエレベーターでも開ける。読みたい気持ちの差というより、手を伸ばす回数の差やったのかもしれない。
本書には年間300〜500冊という、今の自分には軽く目をそらしたくなる数字も出てくる。でも、いきなりそこを目標にすると、たぶん冊数を数えただけで疲れる。
それより自分には、「読む本が近くにあるか」のほうが先やった。
トップ画面の一等地を一回だけ譲る
本を持ち歩くといっても、毎日カバンに入れ替える自信はあまりない。読みたい本ほど机に置いたまま出かける未来が見える。
なので今回は、スマホのトップ画面にKindleを置いてみる。代わりに、つい開いてしまうアプリを一つだけ次の画面へ移す。
昼休みの10分を全部読書に変えるつもりはない。次に手持ち無沙汰になったとき、一回だけKindleを開いて、読みかけのページを一つ進める。
ただ、どのアプリを一等地から外すかで、もう少し迷っている。
