【無痛分娩】愛育病院出産レポ③母乳スパルタ編(2026年1月/30歳初マタ/不妊治療)
こんにちは。
不妊治療を経て、
2026年1月に東京・港区の愛育病院で、
無痛分娩にて第一子を出産したありーしゃです。
今回は母乳スパルタと言われる愛育病院の
母乳指導について私の経験談を書いていきます。
結論から言うと、
息子が生後3ヶ月を過ぎた今、
完母にできているので(私が休みたい時や用事があって不在の時にはミルクも飲める)、
愛育病院の母乳指導にはとても感謝しています!
1.出産前のおっぱいマッサージ
妊娠中、愛育病院の定期検診で
助産師さんとの面談がありました。
そこで私が【完母寄りの混合】を希望していため、「おっぱいマッサージ」を勧められました。
実際に助産師さんにその場でやってもらったのですが結構痛くて、
「今は子宮収縮につながるので優しくやってますが、ご自身でもっと強くやってくださいね!」
と言われ戦慄しました(汗)
ですが産んでからの自分のためにも、と思い、
病院で「もういつ生まれても大丈夫」と言われてからは、毎日自分を追い込んでお風呂でマッサージしていました。
すると35週目くらいから、
チョロッと1〜2滴程度ですが母乳が出るようになってきて、びっくりしました!!
2.生後0日目、母乳指導スタート。乳首の激痛で涙
前回の出産レポ②にも書きましたが、
1/1の朝9時ごろに出産し、
同日15時ごろには母乳指導がスタートしました。
はじめは赤ちゃんの口が小さくて上手く咥えられないのですが、とりあえず吸わせることが母乳の分泌を促進するということで、
看護師さんに手伝ってもらいながら3時間おきに授乳。
咥えられないとは言え、赤ちゃんの吸う力は結構強く、2日目くらいには乳首がちぎれそうなほど痛くなっていたことを覚えています、、、涙
母乳を頑張りたい方は、
絶対にメデラの乳頭保護クリームを陣痛バッグに入れておくことをオススメします!!
私は授乳が終わるたびに大量に乳首に塗り込んでなんとか生き長らえていたので、
入院中に1本使い切る勢いでした。笑
私の胸や乳首の形状的に、
赤ちゃんの小さい口ではなかなか吸うのが難しいようで、看護師さんがいろんなアドバイスをしてくださるのですが、なかなかうまく吸われている感じがしないまま2日が過ぎました。
赤ちゃんに吸わせようと姿勢をいろいろ変えたり自分の胸を強く掴んだりしているので、
毎回汗だくになりながら、
そして乳首の激痛に耐えながらの授乳。
ここでギブアップしてしまう方がいるのも納得でした。
ちなみに赤ちゃんは栄養袋のようなものを持って生まれてくるそうで、うまく吸えなくても数日程度は大丈夫だそうです。
とは言え、不安な場合は愛育病院ではいつでもミルクも作ってもらえたのでその点は心配ないと思います!
3.胸が張り過ぎてカチコチの3日目!
3日目、入院中の部屋で、
夫に赤ちゃんを見てもらって昼寝。
そして目が覚めると、違和感が。
横向きで寝ていたのですが、胸のあたりが硬くて、体が動かないのです。
なんと、胸が張りすぎて身動きができないくらいになってしまっていたのです。
パニック状態になりすぐにナースコール。
よくあることのようで看護師さんは軽やかに対応してくれ、安心しました。
出産後0〜2日目の努力が実ったようで分泌量が増えた結果とのことでした!
ですが、赤ちゃんがうまく吸えない状況は変わっておらず、【母乳が出て胸がパンパンに張っているのに吸われない】という地獄の状況がスタート。
作られ続ける母乳を外に出さないと、
乳腺炎になってしまうので(乳腺炎はインフルエンザよりキツいらしい)、
看護師さんと私の2人かがりで、
赤ちゃんには乳首を咥えさせ、
同時に硬すぎる胸を拳でゴリゴリさすりながら
母乳を赤ちゃんの口の中に流し込むいう、
とんでもない重作業を授乳のたびに行いました。
そんな作業なので毎回汗だくで、
痛みに泣きそう、いや、もはや泣いていました。
でも、いつも笑顔で励ましてくれる看護師さんのおかげで頑張れました。
4.搾乳という神レゾリューションの登場
毎回の授乳のたびにそんな作業をしていたので、心身ともに疲弊していたとき、
看護師さんが「搾乳してみますか?」と提案してくれました。
病院にあるデカい搾乳機で搾乳してみると、、、
乳が出る出る!
本当に牛の気分でした🐮笑
そして、搾乳したら胸の張りもなくなり、
「なんだ!!これでいいじゃん!!!」と。
【胸の張り&赤ちゃんが飲めない】という2つの問題を一挙に解決してくれる神レゾの登場に、
目の前がパァーッとひらけたような気分になりました。
それからその日(入院4日目)は、
搾乳した母乳を部屋の冷蔵庫で冷やして、
授乳の時間になったら湯煎で温めて赤ちゃんにあげていました。
それなら私が寝ている間に夫にあげてもらうこともできるし最高!と思い、退院後も搾乳できるようにすぐにピジョンの電動搾乳機をポチりました。
今でも胸が張っているときに使っているのでオススメです!
ここまでの3日間、乳首の痛みと胸の張りに、
「本当にスムーズに母乳をあげれるようになるのかな、、、」とすごく不安を覚えていたので、
搾乳がすごく気に入ってしまい(?)、
搾乳しまくっていました。
搾乳した母乳を冷蔵庫に並べると自分の作品のような気持ちになり、嬉しくなっていました。笑
そんなルンルン気分の私のところに看護師さんがきて、「こんなに取れたんですか?すごいですね!」と言ってくださいました。
私は褒められたと思い、鼻高々☺️✨
ところが看護師さんがこう続けました。
「搾乳楽しいですよね、わかります😊
でもね、搾乳しすぎると、その分必要なんだ、って体が勘違いして、搾乳した分どんどん母乳が作られて、赤ちゃんが飲む以上の量が作られちゃいます。そうすると、乳腺炎になります😊
だから、基本は赤ちゃんに吸ってもらって、搾乳は胸の張りを解消する程度にしてくださいね😊」とにこやかに注意されました。
搾乳で全てが解決されたと喜んでいた私は、
「ほなどうしたらええねん?!」と、
退路を絶たれたようでショックを受けました。笑
きっと同じようなお母さんがたくさんいるのでしょうね。
当然ですが初の出産で母乳に関する知識が全くなく、うまくいかない中で、
目の前に現れた解決策に飛びついて、
それにすがっている私に対して、
適切に指導してくれること。
それは厳しく感じることもありますが、
一人一人の患者さんの状況に注意を払い、
患者さんの今後の母乳のためを思って言ってくれていることなんだと、今振り返れば思います。
そういう意味で、本当に愛育病院の母乳指導は素晴らしいと思います。
5.最終日、さらなる神レゾの登場
退院日の入院5日目の朝。
前日に搾乳のしすぎを注意された私は、
「母乳を直接吸ってもらうしかないのか、、、
でも乳首が痛すぎる。何か解決策は無いものか、、、」と思案していました。
そのときふと、【ニップルシールド】を使ってみようと思いついたのです。
ニップルシールドとは、乳首にキャップのようにつけるシリコン製の乳頭保護器具です。
入院前にさまざまなYouTuberの動画を見漁っていたなかで、誰かがオススメしていたので
一応買っておいたものでした。
それまでは存在すら忘れていたのですが、
ふとアレを使ってみるかという気持ちになったのです。
ニップルシールドを装着して赤ちゃんに吸わせてみると、、、
乳が出る出る!(2回目)
ニップルシールドは、先端が哺乳瓶の乳首のような形になっているので、赤ちゃんも吸いやすいようで抵抗なく吸ってくれましたし、
かつニップルシールド自体が透明なので、
自分の母乳がどれだけ出ているかが
目に見えてわかります。
これにより、【乳首は痛くないけど赤ちゃんが吸える】というこれまでで最高の状況が爆誕したのです。笑
早速、巡回に来てくれた看護師さんにニップルシールドのことを嬉々として報告しました。
すると看護師さんは「良いですね!」とは言ってくれたものの、
どこか浮かない表情。私は嫌な予感。
そして「ニップルシールドだと乳首への刺激が軽減されてしまうので、分泌量が少なくなる可能性があります」と。
またも、一筋の光に歓喜していた私に、
残酷すぎる終了宣告が下されました。笑
「ほなどうしたらええねん?!」(2回目)
とはいえ、乳首が痛すぎる今の段階で、
ニップルシールドが最善の選択肢ではありました。
そのため、授乳し始めは乳首に刺激を与えるために直接授乳して、途中からニップルシールドをつける、という方法で授乳していました。
入院最終日にしてニップルシールドという解決策まで辿り着けたことは今思えばとても幸運だったと思います。
ずっと搾乳し続けるのは、搾乳機の消毒の手間や、湯煎での温めを考えても大変ですしね。
それもこれも、母乳を諦めないように励まし続けてくれた看護師さんたちのおかげだったと思います。
退院時も看護師さんに
「この先ずっとニップルシールドでやり続けるっていうのも大変だと思うので、どこかでは直乳に切り替えられると良いですね」と釘を刺され(笑)、病院を後にしました。
私としてはニップルシールドでも十分吸われている感(=乳首への刺激)があったので、
「乳首も痛くないし母乳もちゃんと出てるし、
このままでいいんじゃないの?」
と思ってちょっとムッとしましたが、
今思えばその言葉もありがたかったなと思います。
6.ニップルシールドから直乳へ
退院して自宅での生活が始まってからもしばらくは、ニップルシールドを装着しての授乳を続けていました。
それでも母乳量は安定的に増えていき、
母乳が足りなくてミルクを足すことは一度もありませんでした。
むしろ胸が張りすぎるので搾乳機でよく搾乳もしていたくらいで、体質にも感謝ですが、
やっぱり入院中に痛みでヒィヒィ言いながらも、
母乳を飲ませようと格闘したことが良かったんじゃないかと思っています。
そして赤ちゃんが育つにつれ、顎も少しずつ大きくなってきていたので、
退院時に言われた言葉がずっと引っかかっていた私は、あるとき直乳を試してみたところ、、
普通に吸えるではありませんか!!
ニップルシールドのおかげで乳首の傷も回復していたので全く痛くなく、
ついに直乳に移行できるかー!!と、
またテンション上がりました。
退院から2週間後くらいの頃だったと思います。
7.スケーラー購入。そして完全形態へ
これまではニップルシールドで自分の母乳が出ていることを目視で確認できていたのですが、
直乳にするとそれが見えないので、
吸われている感覚はあるものの本当に赤ちゃんが十分な量を飲めているのか、不安がありました。
そこで、スケーラーを購入!
1g単位で体重の増加を計ってくれるので、
授乳前と授乳後で何g増えたのかが
数値でわかるのです。
新品で買うと14,000円くらいするのですが、
メルカリで半値で購入。
母乳が完全に軌道に乗っている今も、
普通に体重を測って我が子の成長を実感できるので、買って本当に良かったアイテムです。
さて、直乳で授乳して初めてスケーラーで測ってみたところ、140gくらい増えていて、歓喜!!!
140gといえば生後1ヶ月にしてはかなり飲めている量とのことなので、とても安心しました。
スケーラーの登場により、たくさん活躍してくれたニップルシールドは役目を終えました。
今思えばニップルシールドも、毎回洗って消毒して...というのが非常にめんどくさく、
早めに卒業できて良かったと思います。
でも、本当に感謝感謝なアイテムでした!!
長い長い完母への道が完結
こうして、生後1ヶ月が終わる頃には、
直乳の完母という形で授乳形態が定まりました。
振り返れば、
乳首が痛すぎて泣いていた1日目2日目。
胸がラグビーボールのようにデカく固くなりパニックに陥った3日目。
解決策を見つけては、看護師さんに却下される4日目・5日目。笑
そして退院後、1人での直乳への挑戦。
1ヶ月という短い期間でしたが、
試行錯誤を繰り返した日々でした。
母乳をあげている時間。
それは赤ちゃんとの対話の時間であり、
穏やかな愛しい時間であると同時に、
自分の身体で、血で、この子を作っているんだという威信をおぼえる瞬間でもあります。
まだ一本のシワも傷もない息子の美しい身体だけではなく、老廃物としての鼻くそや目ヤニでさえも、自分の母乳でできているんだと、
自分にそんな力があるんだと。
31年間使ってきて、
知り尽くしたと思っていた自分のこの身体に、
まだ今まで知らなかった力があったんだと、
感動する毎日です。
母乳を勧めることが
時代錯誤のように言われる昨今ですが、
人類の途轍もなく長い歴史のはじまりから、
いまも変わらず女性の体に存在し、
受け継がれてきたこの特別な力。
それを生かせることは、
素晴らしいことだと感じています。
そんな力を引き出してくれた愛育病院の母乳指導に、私は心から感謝しています。
長文にお付き合いいただき、
ありがとうございました。
