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人助けしたらジュースがパスタになった

ある日、仕事のために普段使わない駅に行ったものの、用事はすぐに終わったためすぐに会社に帰ろうか、いや帰社時刻は余裕を持って報告したんだし道草食って帰ろうか、などと考えていたところ、1人のおじさんが目に入りました。

その場でオレンジジュースを作ってくれる自動販売機の前に立っているのですが、どうやら支払い方法が分からず困っているらしいです。

自分はこの自動販売機を使ったことがある上に、時間も余りに余っているということで思い切って声を掛けてみました。

やはり支払い方法が分からず困っているようで、交通系ICカードを使いたいものの「残高確認」ボタンを押してしまっていました。代わりにボタンを押したところおじさんはとても喜んでくれて、自分は飲むつもりはありませんでしたが、せっかくということで一緒にジュースを飲むことにします。

聞くところによると、おじさんは定年退職しており既に今日の用事を終え、たまたま途中下車していたのがこの駅だったそうです。この自動販売機を使うのは初めてではないものの、ついつい分からなくなってしまったこと、自分(尼崎)が元々住んでいた地方都市に出張へ行った際に初めて飲んだこと、などいろいろ話してくれました。

明らかに怪しい人ではなさそうだったので、自分も仕事のために普段使わない駅に来ていること、帰社時間がだいぶ余裕があるのでぶらぶらしていたことを話すと、


じゃあランチでも一緒に食べていく?


と、たいへんたいへんありがたいお誘いをいただきました!

内心これです。→🤩


立って話していた近くにあったおしゃれなカフェに入り、ランチメニューを開くと、新卒社会人が1人で食べるにはちょっと躊躇するような価格のパスタがありました。特大感謝しながら注文し、しばらくするとパスタが到着します。


これがマジで美味いんじゃ〜〜〜〜〜


普通にめちゃくちゃ美味しいんですけど、人に奢ってもらうご飯って美味しさ数倍増しですよね?もちもちの麺に豚肉の旨みがギュッと凝縮されて、普段あまり好きではない粉チーズもいい塩梅でアクセントになっています。

更におじさん(年齢的にはおじいさんだけど見た目が若い)と話すうち、大学も似たようなところということが判明し、入試トークでも盛り上がりました。もちろん自分の時代と比べると入学難易度はかなり違うとは思いますが……

その後はおじさんの親戚だったり親戚のお子さんの話も聞いたのですが、話すときの顔が本当に楽しそうで、自分もこんな老後を送れたらいいなぁ……と思わされました。

元々は時間に余裕があったはずなのに、ずっと喋っていると時間があっという間に過ぎてしまいました。最後におじさんから「尼崎さんは笑顔が素敵だから営業でやっていけると思うよ」とこれまたありがたい言葉を頂きました。ちなみに話の流れで名刺も渡したので、名前も知られているというわけです。

いやー、「良いことをすると返ってくる」とは言いますが、ここまですぐに何倍にもなって返ってくることがあるとは思いませんでした。いろいろ世知辛い世の中ですが、人助けの精神は忘れちゃあいけないですね。



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