今日ときめいたこと452ー「名探偵コナンの力」
(2025年8月29日付 朝日新聞「名探偵コナン 聖地の衝撃(インパクト)」の記事から)
テレビアニメそしてその劇場版などが人気を博すると、ファンがそのアニメの舞台となった場所を訪れる。「聖地巡礼」と言うそうだ。
週刊誌に連載されている漫画「名探偵コナン」もその例にたがわずテレビアニメになり劇場版が作られるとその舞台になった場所を訪ねる「聖地巡礼」現象を起こしている。
農業と天文台の村だった長野県南牧村は、今回公開された作品の舞台になったことで観光客が押し寄せ、村はその対策に「コナン関連予算」を計上したと言う。その前作の舞台になった函館市でも同様の対応をしたようである。
だが、この新聞記事で私がときめいたのはそのことではない。記事の末尾に掲載された村木厚子さんの話である。村木さんといえば元厚生労働省の官僚で冤罪で逮捕された人である。
<村木冤罪事件とは>
「厚生労働省の局長だった村木厚子さんは、障害者団体向けの郵便料金割引制度を利用できるよう、実体のない団体に証明書を偽造したという虚偽有印公文書作成・行使の容疑で、大阪地方検察庁特別捜査部に2009年6月に逮捕・起訴されました。
村木さんの関与を認めた部下や団体の代表者らは起訴後すぐに保釈される一方、村木さんの保釈申請は3回も却下され、勾留は164日間も続きました。
一貫して無実を主張した村木さんに、ようやく無罪判決が下されたのは2010年9月10日。
その後、担当検察官が証拠を改ざんしていた事実が明らかになり、主任検事らの逮捕につながりました」(Innocence Project Japanより引用)
その村木さんは5ヶ月の勾留中、自分で無実を証明しなければならなかったため、「名探偵コナン」の推理のやり方をまねたのだそうだ。開示された報告書を読んで確かな事実とそうでないものとを分けていった結果、証拠のでっち上げを指摘する重要な証拠を見つけ無罪への突破口を見つけたという。
『不可解なものを除外していって残った物が・・・たとえどんなに信じられなくても・・・それが真相なんだ!!』(28巻282話)
テレビアニメの探偵ドラマと侮るなかれ!いざという時に何が救いの手になるかわからない。以後ミステリードラマはもっと気を入れてみようと思う。
