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歩くことからもう一度

歩きたい。歩くことからはじめたい。そして歩き続けたい。

夜型の生活リズムを早めるために、睡眠アプリを導入するなどしてみた最近だが、皮肉なことに夜型生活に拍車がかかって昼と夜が逆転している。

自分の価値観が揺らぐようなできごとがあり、つい、そればかり考えてしまう。なんなら、自分がいちばん嫌いな「あのときこうしておけば」を考えはじめて後悔の念にかられる。「あのとき」はもう戻ってこないのだから、考えても仕方がないのに。
考えても考えても、もちろん答えは出ない。正解なんてないし、揺らぎながらも選ばないほうに見切りをつけていくしかない。

∽∽∽

春だ、もう春だと浮かれていたのも束の間で、昨日今日と冬に逆戻りの冷え込みである。なんなら天気もよくない。散歩に出かける気持ちも起きない。
散歩にすら出かける気持ちが起きないのだから、ジムなんてもってのほかだ。

生活リズムをととのえるには起きて1時間以内の散歩がいいというから少し続けてみたのだけれど、天気と同じくあっという間に逆戻りだ。

それでも今日は雨のなか散歩に出た。
生活必需品であるコーヒーが切れたからなんだけど、徒歩3分のドラッグストアですまさずに、1kmぐらい先のスーパーまでずんずん歩いていく。
風が冷たい。ポケットに突っ込んだ手先も冷えている。

やっぱり歩くしかないのだ、と思う。

歩いていればスーパーにも着く。眠るためにも歩くことはだいじだ。
答えのない人生も、分かれ道の選んだほうをただただ歩いていくだけ。

外は寒くてコーヒーを諦めようかとも思ったけれども、歩きはじめてみたらこのままもっと歩いていきたい気分になった。
お天気よりもひと足先に、心のどんより雲の隙間からうっすら日が差し込んだような気がした。

だからもう一度、歩くことからはじめたいし、歩きつづけたい。
そういう寒い春の一日。



今日も読んでくれてありがとうございます。
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