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言葉にして表現できること

 伝えるって難しいね。先日こんなことがあった。ヘルパーにこう聞かれた。利用者の保護者から「短期入所は混んでるの?」と聞かれたらしい。そのヘルパーが「なんて答えればいいんですか? 混んでると言えば混んでるし空いている時もあるし」

 以下は私の心の声
 (短期入所は利用者同士の相性やさらにヘルパー同士、さらのさらには利用者とヘルパーの相性を見て組んでるので一概に空いてるとか混んでるとは言えないんだよ。何であなたが答えなくてはいけないの? 事務所に聞いてくださいでいいじゃん)と、彼女に返答するまでに間があり、「無難な答えは私はわかりませんでいいのでは?」と伝えた。

 それから1週間後。仲良くしているヘルパーさんからこんな話を聞いた。
「○さん、萬屋さんに短期入所の混み具合を聞いたらわからないと言われて悩んでいる」と相談されたらしい…その仲の良いヘルパーさんは彼女に対して「事務所に聞いて貰えばいいじゃない。なんでヘルパー(非常勤)がわかるのよ。悩む必要ないじゃない」

 全くその通りです。

 仲の良いヘルパーにはことの顛末(というほどでもないが)を話した。伝えることの難しさを本当に感じる。ASDであればスパッと伝えるが、彼女は言葉をそのまま受け取るというより、自分の解釈を通して受け止める。彼女のフィルターの目がかなり細かいと思われる。なので伝え方を考えなくてはならない。本当にコミュニケーション能力を試される。

 NVCというコミュニケーション方法がある(近いうちに記事にしてみます)。NVCで今回の○さんとの会話を考えてみる。

観察 :短期入所の混み具合を聞かれた
状況・必要 :自分には正確な情報や判断権限がない
伝えること :誤った案内はできない
お願い :事務所に確認してほしい

「短期入所の混み具合を聞かれたんですね。私には最新の空き状況や利用調整まではわからないので、間違った案内をしてしまうのが心配です。正確なことは事務所に確認していただけますか?」

理想

 なんだけれどもまず彼女が相手の話を聞かないと言うか、話をする時間を与えない。本人が95%話してこっちは5%話せるかどうかなんだよね。彼女のフィルターの目が細かすぎて、その細かいフィルターも見なくていけない。はぁ。課題。


 発達障害の利用者さんが作った絵本を読んだ。絵本というか絵日記?
 その利用者さんが小学3年生の頃、家族みんなでレストランへ行き彼女は「お子様ランチ」を注文した。
 それを聞いたおばあちゃんは「少ないんじゃない?」と一言。
 利用者さんは「少ない=食べてはいけない」と思ったらしく泣いてしまったという話。それから十数年後に「泣いてしまった」話を思い出し、その絵日記を書いたのだが、彼女曰く「その時はおばあちゃんに食べたらダメ」と言われたと思って悲しくて泣いてしまったけど、今思うとおばあちゃんは「もっとたくさん食べた方が良いんじゃない?」って意味で「少ない」って言ったんだなと思いだした話。結局お子様ランチではなく普通の量の食事をして正解だったという最高のお話だった。

 願わくば私は言葉の魔法使いになりたい。

 おしまい。

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