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木の上の境界線

スフェロは、いつもより低い位置にいた。

木の幹を、ゆっくりと降りてくる。
足をかけるたびに、枝がわずかに軋む。

その音だけで、空気が変わる。

ここは、自分の場所だ。
そう思っているからこそ、少しの違和感も見逃さない。

地面に降りた瞬間、視線を上げる。

──いた。

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