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エリートコンプレックスを拗らせている

私の兄弟は、県内トップ高→旧帝大→超大手企業研究職に勤めている。
脂の乗った世代に突入し、海外を飛び回っている。


私は持ち上がりで偏差値50程度私立大学→一瞬ベンチャー民間→市役所→フラフラ

という経歴である。
お腹に脂肪を溜めこみ、オタク現場を飛び回っている。


もうこれだけ読めばお分かりいただけるだろう。
何もかもが違う、と。

兄弟はバリバリ理系で、就活も向こうからスカウトが来ていた。
私はつねに就活は、試験を受けている。


親は兄弟を溺愛した。
兄弟は愛玩担当として、エリートとして、育った。


私にもチャンスは回ってきたことはある。
薬剤師になれ、といわれた。
だが、国語しかできない私にとって、それは大変無理な話だった。


同じ両親から生まれたはずなのに
ここまで違うとなると 
私の心が歪むのは仕方のないことだった。
大いに歪み、頭の良い人が好きな反面、嫉妬心もセットでついてくるようになった。


薬剤師が無理、とわかってから親はお前とりあえず普通に過ごしておけ、と暗に言われた。
戦力外通知だった。


エリートの兄弟は、毎日塾へ行き、趣味の絵画の腕も磨き、生徒会にもチャレンジしていた。


戦力外通告を受けた私は、本当に何もしなかった。
頑張ったとこで、兄弟みたいにはなれない。
無気力週間が定期的にやってくる。
普通に生きるってものすごく大変なのに、そんなことは加点の対象ではないのだ。
だったら、何もする気が起きない。
静かに病み、静かに歪んでいった。


そして冒頭に書いた経歴に落ち着く。


そして今でもエリートを見ると心がチクチクするのである。
旧帝大からの超大企業なんて話を聞くとチクチクする。

親は、市役所に入っている時だけ嬉しそうだった。
市役所も親に言われて受験したからだ。
ようやく、私の期待に応えたか、と。
だが、それもやめた私に今度は不妊治療をしろ、と暗にいう。

でも親が言うから産む、ということは絶対しない。
そのエリートとやらに頼みたまえ。
そもそも私は不妊かどうかすらわからない選択子無しである。


今でも無気力は襲ってくる。
一日本当に何もしない。
エリートコンプレックスの症状なのか。
だとしたら、私は一生苦しむのか。


というわけで、エリートには憧れと苦手意識があります。どうなりたいか?と聞かれたら間違いなく頭が良くなりたい、というだろう。


たまに、過小評価しすぎ、自信持って、と言われることがある。
励ましか本気かは私にはわからない。

原因はここにある。重度のエリートコンプレックスの私に過小評価するな、と言われても無理な話である。

私は子供の頃から戦力外を受けている。
今更大企業に行けることもないので、何を褒められても兄弟には勝てないこともわかっている。

そして、ふらふら今は生きている。
公務員を辞めたあとも親は一応連絡してくるが、お疲れ様、はなかった。
次は?次は?の連続である。


次とやらはエリートに聞きたまえ。
君の溺愛する愛玩が、倒れないように守っていたらどうかね?
もう、かまわないでくれ。


だが、縁を切ったとしても、どうせ有事の際には連絡がかかってくる。だとしたら、泳がせて話し合いができる関係性を保っておき、合理的に、こちらが不利にならないようするためにつかず離れずを守っている。

いつの日にか、コンプレックスを跳ね返せる日はくるか。

私も、エリートの扉触ってみたかったな。

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