月1万2千円払ってた電気代が3千円になった話。ミニマリストじゃなくても、普通に暮らせば電気なんて使わない
一人暮らしのワンルームで、毎月1万2千円近く電気代を垂れ流していました。
「節電のためにミニマリストになろう」なんてつもりは一切ありません。ただ冷静に自分の生活を見直した結果、「そもそも一人暮らしのサラリーマンが、そんなに電気を使う場面なんてない」という事実に気づいただけです。
一般的な節約術にある「エアコンの設定温度を1度下げる」といった気休めではなく、「使っていない無駄な通電を物理的に断ち、生活動線に合わせた使い方にする」。これを徹底しただけで、電気代は月3,000円以下(エアコンを使わない時期なら1,300円台)まで激減しました。
1. 契約とブレーカーの最適化
アンペア数を15A(または10A)に下げる
ワンルームで30Aや40Aを契約しているのは固定費の無駄です。「家電を同時に動かさず、1つずつ使う」を徹底すれば、15A(上限1500W)で何不自由なく生活できます。これだけで基本料金が毎月数百円浮きます。
不在時・就寝時は「冷蔵庫以外」のブレーカーを落とす
部屋にいない時間や寝ている間に、家電を通電させておく理由はありません。
冷蔵庫のみ常時通電: 食材を腐らせないため、冷蔵庫の回路だけ生かしておく。
それ以外は完全遮断: スイッチ付き電源タップで元から切るか、不要な子ブレーカーを落とす。
ネット回線・Wi-Fi: 不在時に通信機器を動かす意味はない。コンセント(タップ)から切る。
2. 家電ごとの現実的な運用ルール
電子レンジ
夕食の温め1回(3分以内)のみ。それ以外の時間に通電させておく必要はありません。
ドライヤー
出勤前の平日朝(週5回・各5分)だけ使う。夜や休日は自然乾燥。「レンジを使いながらドライヤーをかける」ような無茶な使い方をしなければ、15A契約でもブレーカーは落ちません。
炊飯器
保温機能は電気代の無駄なので一切使わない。格安のマイコン炊飯器等で一気に炊き上げ、炊き上がったら即プラグを抜く。数食分まとめて炊いて保存すれば、稼働は週1〜2回で済みます。
洗濯機
毎日回さず、溜めて週1〜2回に集約。乾燥機能は電気代を食うので使わず、自然乾燥(部屋干し・外干し)に徹します。
PC・スマホ・充電器
充電器の挿しっぱなしをやめる。副業やプログラミング、スキルアップ学習でPCを立ち上げている時間内に、USBポート等からスマホやモバイルバッテリーをまとめて充電します。
テレビ・娯楽機器の排除
テレビやレコーダーは持たない。動画や見逃し配信はスマホやPC(TVer・YouTube等)で十分です。テレビをなくせば電気代だけでなくNHK受信料もゼロになります。ゲーム専用の高出力PCも手放し、自己投資や実利につながる道具だけに絞ります。
温水洗浄便座(ウォシュレット)
プラグを抜いて「ただの便座」として使う。便座ヒーターや温水保温の無駄な電力をカットします。
換気扇・照明
換気扇の24時間回しっぱなしをやめ、窓開け換気で対応。夜は無駄に明かりをつけてスマホをいじらず、即就寝して生活リズムを整えます。
3. 電気料金の試算表(月1万2千円から激減した内訳)
上記の生活を送った場合の、1か月(春秋・エアコン不使用期)の電気料金内訳です。
※東京電力「従量電灯B」単価(第1段階: 約29.8円/kWh、再エネ賦課金: 約3.5円/kWh、燃料費調整額等を含む)を基準に算出。
【従量使用量・電力量料金の内訳】
ご提示いただいたデータを箇条書きで整理しました。
冷蔵庫(130Lクラス)
運用条件:弱運転・常時通電
月間消費電力量:約 18.0 kWh
電力量料金(目安):約 540円
電子レンジ(1000W)
運用条件:1日3分 × 30日
月間消費電力量:約 1.5 kWh
電力量料金(目安):約 45円
ドライヤー(1200W)
運用条件:週5回 × 各5分(月20回)
月間消費電力量:約 2.0 kWh
電力量料金(目安):約 60円
炊飯器(マイコン式)
運用条件:週2回まとめ炊き(保温なし)
月間消費電力量:約 1.2 kWh
電力量料金(目安):約 36円
洗濯機(縦型)
運用条件:週1〜2回稼働(月6回)
月間消費電力量:約 0.5 kWh
電力量料金(目安):約 15円
ノートPC・スマホ充電
運用条件:副業・学習時のみ通電
月間消費電力量:約 4.0 kWh
電力量料金(目安):約 120円
LED照明
運用条件:必要最小限の点灯
月間消費電力量:約 1.0 kWh
電力量料金(目安):約 30円
小計(使った分)
運用条件:—
月間消費電力量:約 28.2 kWh
電力量料金(目安):約 846円
【最終合計請求額(基本料金含む)】基本料金
10A契約の場合:約 312円
15A契約の場合:約 468円
電力量料金(使用分)
10A契約の場合:約 846円
15A契約の場合:約 846円
再エネ賦課金(約3.5円/kWh)
10A契約の場合:約 99円
15A契約の場合:約 99円
燃料費調整額等
10A契約の場合:約 30円
15A契約の場合:約 30円
月額合計(春秋)
10A契約の場合:約 1,287円
15A契約の場合:約 1,443円
夏や冬に命を守るためにエアコンを稼働させた月でも、請求額は2,000円〜3,000円前後。
以前のように何も考えず垂れ流していた「月1万2千円」から、無理なく約4分の1以下まで圧縮できています。
1. 再エネ賦課金(固定価格買取制度)= 実質的な「環境税」
仕組み: 電力会社が買い取った太陽光・風力などのコストを、使った電力量(kWh)に比例して全国民から強制回収する制度。
税金と同じ理由:
契約者が「払わない」という選択肢を持てない(拒否権ゼロ)。
国のエネルギー政策の原資を、一般家庭の電気代に上乗せして徴収している。
問題点: 1kWhあたり3円〜4円台まで膨らんでおり、電気代の約1割以上を占める強制徴収となっています。
2. 燃料費調整額 = 企業のコスト転嫁・政策のツケ
仕組み: 原油・LNG・石炭などの輸入価格や為替の変動を、そのまま電気代にスライドして上乗せする制度。
税金と同じ理由:
通常の民間ビジネスなら企業努力や経営リスクとして吸収すべき為替・資源高のコストを、制度として全自動で利用者に負担させている。
電力市場の自由化を謳いながら、実態は「国の認可のもとで自動徴収される公的負担」と化している。
まとめ
「税金のように強制徴収されるコスト」に対抗する唯一の自衛策 再エネ賦課金も燃料費調整額も、「使った電力量(kWh)」に完全比例して課金されます。 国や電力会社の制度を変えることはできなくても、「使用量(kWh)そのものを極限まで削る」ことだけが、この実質的な増税から自分の手取りを守る唯一の防衛策になります。
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