美容師に求める、「私、失敗しないので」
今日は初めて行く美容院に行ってきた。
私は昔から、予約をして美容院へ行くタイプではない。
「明日、髪切りたい!」
そう思った瞬間に予約サイトを開き、
その時空いていて、コスパのいい美容院へ行く。
今日はカット、カラー、トリートメント。
案内してくれたスタイリストさんを見て、
「あれ?予約サイトで見た人じゃないような…」
と、ちょっとだけ不安になる。
でももう座ってしまったし、後戻りはできない。
Instagramで「50代に似合う髪型」
を研究しまくった成果を発揮する時だ。
「ギリギリ結べる長さのレイヤーボブでお願いします。」
するとスタイリストさんがスマホを取り出して、
「こんな感じですか?」
と写真を見せてくれた。
そうそう!それそれ!
イメージが伝わっただけで、ひと安心。
そこからは、最近ハマっているデイキャンプの話や、憧れのグレーヘアの話。
スタイリストさんもアシスタントさんも、
ほどよい距離感で居心地がいい。
ハサミも軽快。
迷いなく、サクサク切っていく。
…あれ?
もう終わり?
思っていたより早い。
きっと最後に微調整するんだろう。
そう思いながらカラーも終わり、ブローへ。
鏡を見る。
……ん?
なんか違う。
私が見た写真の女性、どこ行った?
これは…
普通のボブでは?
私はこういう時、何も言えないタイプだ。
まぁ、いっか。
どうせまた伸びるし。
レイヤーボブは、また今度でいい。
最後に外巻きに仕上げてもらったら、
なんとなく写真の雰囲気に近づいた。
うんうん。
髪型って、巻くと何とかなる。
そんな気がする。
帰り際、スタイリストさんが言った。
「僕、フリーランスなんで、
よかったら次も指名してください。」
そうなんだ。
美容師さんにもフリーランスってあるんだ。
今はどの業界も人材不足。
手に職がある人は、本当に強い。
そして私の頭に浮かんだのは、
ドラマ『ドクターX』だった。
「私、失敗しないので。」
もし美容師さんにカット前、
「私、失敗しないので。」
と言われたら。
……逆にちょっと笑ってしまうかもしれない。
でも、そのくらい自信満々だったら、
安心して全部お任せしたくなる。
一応言っておくが、
今日のヘアスタイルは満足している。
でも、
いつか、美容師 大門未知子に出会いたい。
