行き倒れたって それで本望 #6

右側の塔に入るのは、アルノ、瑛紗、姫奈、桜、いろは。
ア「お邪魔しまーす」
瑛「そういうのいらない」
姫「暗っ!あっちにすればよかった〜」
ア「同じでしょ。あっちだけ明るいってことはないよ」
い「何か出てきてそう…」
ア「何かって?」
い「わかんないけど…強いモンスターとか」
姫「やめてよ〜…」
桜「モンスターは倒して街に持ってけば、引き取ってくれるところあるから大丈夫だよ」
瑛「それの何が大丈夫なのか全然わかんない」
桜「お金になるってこと。昨日の夜のやつは結構高くなると思う」
ア「桜は元々トレジャーハンターだったんだっけ」
桜「お金貯めて、叶えたい夢があるから」
瑛「夢?」
バッ!
モンスター(サソリ型)が現れた!
ア「出たぁ!」
姫「何あれ!気持ちわる…」
瑛「ああいうのはアルノの担当」
ア「やだよ!」
姫「あれ毒あるよね?直接攻撃しかない姫奈はパス」
桜「私も無理。気持ち悪いし、毒が通じないんじゃ…」
ア「え?桜って毒攻撃なの?」
桜「そうだよ。この靴の刃に毒があって、刃と毒のダブルで攻撃できるの」
ア「へぇ〜…そうなんだ。すごい」
瑛「なに呑気に喋ってんの!剣士のどっちかがいってよ」
ア「瑛紗は遠距離攻撃できるでしょ?」
瑛「物理攻撃の方が有効だって言ってんの!」
桜「あの」
姫「ねぇ、モンスターが」
ア「待ってよ、まだ魔法でモンスターのこと調べたりしてないでしょ?なんでわかんの」
瑛「わかるでしょ。毒は見たままだし、それ以外にも特性持ってる可能性高い。こういう時は剣攻撃で一太刀した方が」
ア「特性がわかんない時こそ、魔法で牽制した方がいいでしょ」
桜「あのさ」
姫「聞いてる?」
瑛「何もわかってない。魔法で牽制すると相手を怒らせることがあるから。あんな小さいモンスター相手に剣振る勇気がないってことか」
ア「相手を怒らせる程度の中途半端な魔法しかできないってことだね」
瑛「喧嘩売ってんの?」
ア「そっちこそ!」
桜「あの〜」
姫「聞いてよ!」
瑛「何?今忙しいの」
桜「モンスターが攻撃体制に入ったよ」
ア「え!?早く言ってよ!」
姫「言ったよ!」
モンスターがアルノをめがけて飛びかかる!
ア「うわ!」
い「危ない!」
いろはの剣攻撃。一撃でモンスターを倒した。
ア「はぁ…はぁ、びっくりした」
い「大丈夫?」
ア「ありがとう、いろは。さすがだね」
い「私は2人がしょうもない喧嘩してる間も、ずっと攻撃の隙狙ってたから」
瑛「棘あるな」
い「それに…アルノから教わったこと。仲間を守るためなら、強くなれる。私もサソリは苦手だけど…アルノを守らなきゃって思って」
ア「いろは…」
姫「急ご!早く行かないと、和達がもう魔王倒しちゃってるかも」
瑛「それはまずい!賞金奪われちゃう」
桜「そうだ!こんなサソリにかまってる暇ないよ」
ア「そう言いながら捕まえてるじゃん。よく触れんね」
桜「毒の扱いは慣れてるから。もらっていいよね?」
い「う、うん…あげる」
姫「階段だ!早く〜、先行くよ!」
瑛「待ってよ、何があるかわかんないんだから」
階段を登っていく姫奈と瑛紗。
桜「あの2人、元気だよね」
い「ここ入る前にご飯いっぱい食べてたもんね」
ア「魔王の賞金のこともあるけど、小さい頃から仲良かったみたいだし…待てよ?姫奈が先走って、走ってって…嫌な予感がする」

ガッシャーーン!
ア「やっぱり!」
い「何の音!?」
桜「行こう!」


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