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【映画】「顔たち、ところどころ」JR氏登壇イベント

アップリンク京都で4月9日に開催された写真家・アーティストのJRさんの登壇イベントに行ってきましたので感想など綴ります。


今回JRさんが来日されたのは、4月12日(土)~5月11日(日)に開催される「KYOTOGRAPHIE(京都国際写真祭)」の準備のためなのだそうです。

JRさんは2017公開の「顔たち、ところどころ」でアニエス・ヴァルダと共同でフランスの田舎を旅するドキュメンタリーを制作しました。
今回の登壇イベントは、アップリンク京都でこの映画の再上映を兼ねて開催されました。


私は以前からJRさんの作品に興味を持っていました。
最初に知ったのはTED talksで英語を独学していた頃、2011年にJRさんがプレゼンしていた動画を見たのかきっかけで、バンクシーの映画でも紹介されていました。当時まだ若手のストリート・アーティストさんでしたが、今は「ネクスト・バンクシー」とも言われている方なんですよね。

JRさんといえば巨大ポートレートを様々な国で建造物や壁に貼る作品が有名。彼のあの巨大な写真の「作品の目的はなんなんだ?」と問いたくなるかと思いますが、その答えが下記のTEDトークにあります。
TEDでのプレゼンは3度目の彼。最新の一本ですがとても感動する動画なので是非見て欲しいです。(日本語字幕あります)

「アートを人々が語り合うための架け橋にしたいと思っています。私は活動家ではなくただの芸術家です。何を考えろと言おうとは思いません。ただ考えてもらおうとしているだけです。芸術はプロセスにこそあると思っています。」

TED「Can Art Change the World?」より

JRさんの言う通り、巨大ポートレートを壁に貼ることで人々のコミュニケーションが生まれ、笑顔が生まれ、ストーリーが生まれるんですよね。

今回の「KYOTOGRAPHIE(京都国際写真祭)」の為に昨年秋にJRさんが京都の8か所を訪れ京都の人々を移動式スタジオで撮影しました。
その時の様子がイベントでショートドキュメンタリーとして上映されたのですが、本当に沢山の人々がこのプロジェクトに楽しんで参加しているのを見て、やっぱりJRさんの行っている活動ってすごいな!と心から思いました。

世界があちこちで分断される現在。
そしてそういう世の中で芸術は無力なのかと絶望することもあります。
でもJRさんのプロジェクトを多くの人が体験すればアートってすごい影響力を持っているんだなって思わせてくれます。
プロジェクトに参加したり、JRさんのTEDトークを聞かないとなかなかその意味に気づけないかもしれないのがもどかしい。
もっと日本でJRさんのことが広まってくれるといいなと思います。

映画「顔たち、ところどころ」は2017年の作品です。
ヌーヴェルヴァーグの祖母と言われるアニエス・ヴァルダさんとJRさんが、フランスの田舎を訪ねながらそこに暮らす人々の写真を撮り巨大ポートレートを建造物や壁に貼っていきながら人々と交流するドキュメンタリーです。
当時87歳のアニエスさんと33歳のJRさんが一緒に旅する様は、ユーモアとアートセンスに溢れていて本当に素敵な映画なんです。
私は確か2018年か2019年に観た以来でした。

上映前にJRさんのお話があって、始終アニエスさんの素敵なところを挙げていらっしゃいました。そしてJRさん自身もお話後に席で映画を鑑賞されていたんです。この作品はアニエスさんと一緒にご覧になって以来なのだそう。
アニエスさんは2019年にお亡くなりになっていますのでもうだいぶ経ちますね。

それにしても今回、TEDトークで昔よく見ていたJRさんご本人に会えるなんてすごいですし、小規模劇場でのイベントなのでとても間近でお話を聞く事も出来たのでとても嬉しかったです。


「KYOTOGRAPHIE(京都国際写真祭)」のパンフにもJRさん作品が表紙に。
上記画像右上のパンフ、人々がコラージュされたインスタレーションが京都駅ビル北側通路壁面に出現するようです。絶対実物見たいです。

右下は「顔たち、ところどころ」のパンフレット。
上映後JRさんに「サインいただけますか?」と英語でお尋ねしたらすごく気さくに「もちろん、いいですよ」と言ってくださいました。
とても嬉しかったです。ほんとうに素敵な人だ~。

きっと今日から週末の為に準備で大忙しな事でしょう。
でも京都は丁度桜が満開なので、とても良い時期にいらっしゃたと思います。京都滞在を楽しんでいただきたいですね。

夕方から夜のイベントは普段行かないんですが、夫が新風館まで車で送り迎えしてくれたのでとても助かりました。夫にも感謝です。

では、また。


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