社長の足を引っ張る人は、たぶん幸せにならない。
少し厳しいことを書く。
社長の悪口を言う。
上司の悪口を言う。
「あのやり方はおかしい」
「自分だったらこうする」
「もっとこうすればいいのに」
居酒屋で。
休憩室で。
スタッフ同士のLINEで。
ずっと評論家をやっている人がいる。
はっきり言う。
そんなことを続けている人は、たぶん仕事では幸せにならない。
これは「社長に媚びろ」という話ではない。
むしろ逆。
意見があるなら言えばいい。
提案があるなら出せばいい。
おかしいと思うなら、正式な場所で話せばいい。
でも、
決まったあとも後ろから石を投げる人。
これは組織にとって、ただの邪魔である。
サッカーで考えれば簡単な話
チームには監督がいる。
キャプテンがいる。
監督が、
「今日はこのフォーメーションで行く」
と決めた。
ところが選手が、
「いや、俺は違うと思う」
と言って勝手なポジションに行く。
別の選手は、
「監督、マジで分かってないよな」
とベンチで悪口を言う。
さらに別の選手が、
「俺ならこんな戦術にしない」
と仲間に言い始める。
どうだろう。
そんなチーム、勝てるわけがない。
戦術が正しいか、間違っているか以前の問題だ。
全員が違う方向に走っている。
弱いチームとは、
能力が低いチームではない。
方向がバラバラなチームである。
会社も同じだ。
社長は未来を決める人
社長の判断が、全部正しいとは思わない。
私も間違える。
むしろ、たくさん間違えてきた。
ただ一つ違うのは、
社長は最後に責任を取る。
売上が落ちた。
銀行への返済ができない。
給料が払えない。
会社が潰れた。
そのとき、
休憩室で社長の悪口を言っていたスタッフが、借金を背負ってくれるわけではない。
「私も責任取ります」
とは言わない。
辞めて、次の会社に行くだけだ。
だから最後は、社長が決める。
これは偉いからではない。
責任を取る人間だからだ。
「自分ならこうする」と言う人へ
では、一度やってみたらいい。
会社を作る。
銀行からお金を借りる。
毎月数百万円、数千万円の支払いをする。
人を雇う。
求人を出す。
スタッフの相談を聞く。
クレームに対応する。
税金を払う。
社会保険を払う。
売上が悪い月も給料を払う。
夜中に資金繰りを考える。
家族がいても、会社のことが頭から離れない。
それを経験して、
「自分ならこうする」
と言えばいい。
私は本気でそう思う。
自分の考えが正しいと思うなら、起業すればいい。
誰も止めない。
自分の理想の会社を作ればいい。
自分の理想の勤務時間。
自分の理想の給料。
自分の理想の評価制度。
自分の理想の上司。
全部、自分で作ればいい。
そして自分で責任を取ればいい。
選択肢は、実は二つしかない
組織の方向性に納得できない。
社長を尊敬できない。
上司についていけない。
それなら選択肢は二つ。
自分の考え方を変えるか。
自分でやるか。
もちろん、会社を辞める選択もある。
ただ、少し考えた方がいい。
今の会社で、
「社長が悪い」
「上司が悪い」
「会社が分かってくれない」
と言い続けている人。
会社を変えたら、本当に幸せになるのだろうか。
私はかなり疑問に思う。
なぜなら、
場所を変えても、自分はついてくるから。
次の会社でも、
「あの上司はおかしい」
と言う。
その次の会社でも、
「会社のやり方が古い」
と言う。
そして40歳、50歳になって、
「自分は会社に恵まれなかった」
と言い始める。
違うかもしれない。
会社に恵まれなかったのではなく、
ずっと自分が、組織の足を引っ張る側にいた可能性はないだろうか。
これは一度、自分に問うた方がいい。
批判と提案は違う
私は、意見を言うスタッフは好きだ。
「理事長、この方法は問題があると思います」
いい。
「私はこうした方が良いと思います」
もっといい。
「一度、私にやらせてもらえませんか?」
最高だ。
でも、
「どうせ無理」
「また始まった」
「上は何も分かってない」
と言いながら、
自分は何もしない。
これは意見ではない。
ただの妨害だ。
会社を良くしたい人と、
会社の悪口を言って気持ちよくなりたい人は、
全く違う。
一生懸命走っている人の邪魔をするな
社長も完璧ではない。
上司も完璧ではない。
幹部も間違える。
でも、
会社を良くしよう。
患者さんに喜んでもらおう。
スタッフの給料を上げよう。
もっと良い職場を作ろう。
そう思って一生懸命走っている人がいる。
その人の後ろから、
愚痴。
悪口。
陰口。
冷笑。
「無理でしょ」
「意味ある?」
「また変わった」
そんな言葉を投げ続ける。
申し訳ないが、僕は思う。
邪魔をするな。
一緒に走る気がないなら、それでもいい。
違う道を選ぶ自由もある。
自分でチームを作る自由もある。
でも、
必死に前へ進もうとしている人の足を後ろから掴み続ける権利はない。
考えを変える。
自分でやる。
別の道を選ぶ。
どれでもいい。
ただ、
人の人生と、人の会社と、人の挑戦を邪魔し続ける人生だけは選ばない方がいい。
なぜなら、
人の足を引っ張っている間、
自分は一歩も前に進んでいないから。
そして気づいたときには、
一生懸命走っていた人たちは、
もうずっと遠くにいる。
私はそう思う。
