授業ノートは汚くていい。でも最高の復習ノートを命がけで作れ
多くの人は勉強するとき、
こんな流れで終わります。
問題集を解く→丸付けをする→間違えた問題を赤で直す
数学が苦手な人ほど、
「問題」「答え」ばかり見ていて、
「解法」を見ていません。
成績を伸ばすために本当に必要なのは、
答えを覚えることじゃなく
いかに過去に出会った解法を
自分のものにできるかです。
今日、お話ししたいのは、
私が偏差値を上げるために長年実践してきた
最強のノート術です。
私は大学受験の時にこのノートを大事に作っていましたが、
中学・高校受験でも本質は同じことです。
授業ノートと復習ノートの「役割の完全分離」
まず大前提として、
ノートには2つの種類があります。
これらを完全に分けてください。
「授業ノート」
ここはかなり強調したいのですが、
授業ノートは汚くて当然、図が歪んでも当然です。
多くの子が「ノートを綺麗に書くこと」に
エネルギーを使ってしまいますが、
それは大いなる無駄です。
汚いノートを見ると
つい、もっと綺麗に書きなさいよ!と指摘したくなりますが、
授業ノートの目的は、
綺麗に記録することではなく
「その場で先生の話を理解するための道具」
言うなれば、ただの「メモ」です。
後で復習ノートに移すときに、
「あぁ、あのとき先生がこんな重要なこと言ってたな」
と思い出せる程度のメモが残っていれば、
殴り書きで100点満点です。
私の娘のノートには謎の絵が良く書かれています。
それはさすがに注意します。
「復習ノート」
本当に命をかけるべきなのは、こちらです。
これは、「未来の自分に向けた、世界に一冊だけの参考書」です。
復習ノートを作るときの基準はひとつ。
「3ヶ月後の自分が読んでも、一発で解き方を理解できるか」
多少時間がかかっても構いません。
自分がどこで迷ったのか、
どういう思考のプロセスをたどったのかを、
丁寧に明文化・言語化してください。
よくある失敗パターンは、
復習ノートに「問題の解答をそのまま綺麗に写す」ことです。
それでは意味がなく、
それはただの「答えのノート」であって、
「解法のノート」ではありません。
本当の復習ノートとは、
「なぜこの手順で解くのか」という理由が
書いてあるもののことです。
なぜ「解法」にフォーカスするのか?
なぜ、そこまで解法にこだわるのか。
繰り返しになりますが、偏差値アップに必要なのは、
問題の解いた数ではなく、解法(引き出し)の数だからです。
数学のテストで手が止まって詰まる原因は、
計算ミスではなく、
「頭の中にある、どの引き出し(解法)を開ければいいか分からないから」
です。
だからこそ復習ノートには、
問題文の「どのキーワード」を見て、
「どの解法」を導き出したのか、
その【接続部分】を言葉にして残しておくんです。
例えば、
・「問題文に『底面と面積の比』という言葉が見えたら、
あの解法を使う!」
・「この図形が出たら、まずここに補助線を引く!」
といった、自分だけの「思考のトリガー(引き金)」をストックしていく。
これが、解法にフォーカスするということです。
テスト中の「お守り」になる理由
こうして作った解法ノートは、
テスト本番で絶大な威力を発揮します。
テストで見たことのない難問に出会ったとき、
普通の人は焦ってしまいますが、
このノートを作ってきた人は違います。
「大丈夫、このノートのどこかに必ずやったところがあるはずだ」
そう思えるだけで、メンタルが安定します。
さらに、テスト中、目を閉じると
「あ、あのノートの左上に書いた、あのオレンジの矢印の解き方だ!」と、
絵として思い出すことができます。
だからこそ、復習ノートは
時間をかけてでも見やすく作る価値があるんです。
2周目、3周目で「化ける」ノート
このノートの最大の特徴は
勉強が「2周目、3周目」に入ったときに、
本領を発揮して化け始めることです。
1周目は、
初めて学ぶ内容だからノートを作るだけで
必死かもしれません。
でも、受験期や塾のカリキュラムで
2周目に入ったとき、
必ずこんなことが起きます。
「あれ?この問題、前やったはずなのにどうやるんだっけ?」
その時、すぐにこのノートを開いてください。
そこには、過去の自分が残してくれた
「最高のヒント(解法)」があります。
2周目以降は
「前に一度解いたことがある」
という土台があるため、
同じ問題を見ても、
「あ、あのとき自分が分からなかったのは、この部分だったのか!」
という、より深い気づきが生まれます。
そしたら、ノートをさらにブラッシュアップ(洗練)していきましょう。
ブラッシュアップ方法例
・2周目でまた間違えたなら、さらに目立つ付箋を貼る。
あるいは「なぜ間違えたか」の戒めを追記する。
・新しく効率的な「別解」を見つけたら、それを横に書き足す。
ノートがどんどん、自分専用の「最強の参考書」に育っていく。
このプロセス自体が、めちゃくちゃ楽しいんです。
「詰まったら開く」3つのシーン
具体的な使い方のイメージを持ってもらうために、
このノートを開く「3つのシーン」を教えます。
シーン①:宿題で詰まったとき
答えをすぐ見るのはNG。
まず復習ノートを開いて
「同じ種類の問題を前に解いたことがあるか」を探します。
そして、過去の自分が書いた手順を見ながら、
今の問題に当てはめてみる。
もしこれで解けたら、
「あ、まだこの解法が頭に定着していなかったんだな」
というサインなので、ノートにその気づきを追記します。
シーン②:テスト直前の15分
テスト直前は、問題なんて解かなくていいです。
復習ノートを最初からパラパラと流し読みしてください。
自分がハマりやすい「罠」のページだけを確認する。
答えを見る必要はありません。
「解法の手順」だけを目に焼き付けるんです。
シーン③:テストが返ってきたとき
間違えた問題の単元を、復習ノートから探してください。
もし「ノートに書いてあるのに解けなかった」なら、
手順の理解が甘かった証拠。
もし「ノートに書いていない初見の問題」だったなら、
チャンスです。
新しい解法として、
そのノートに新しい1ページを追加してください。
まとめ

算数・数学とは、ひらめきの学問ではなく、
いかに過去に解いたことのある解法を自分のものにできるか
「解法(引き出し)を集める教科」です。
だから未来の自分を救うための
「最高の復習ノート」は、
命がけで作ってください。
それが、これからの勉強を、
何倍も楽に、そして圧倒的に強くしてくれます。
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