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資格を取ったら終わり?運転免許から考えた専門職の「資格の重み」

運転免許を持っている方は多いと思います。


日常的に運転している方もいれば、免許は持っているけれど、ほとんど運転しないペーパードライバーの方もいるでしょう。


私も運転免許を持っています。


ただ、


「交通ルールをすべて説明してください」


「道路標識をすべて答えてください」


と言われたら、とても無理です。


覚えていないこともあります。


それでも車を運転する以上、交通ルールや標識に従わなければなりません。


違反してしまったときに、


「そのルールを知りませんでした」


では済まないこともあるでしょう。


ふと、これは医療・福祉・介護の資格にも似ているのではないかと思いました。


資格を取った瞬間、すべてを知っているわけではない


医療・福祉・介護の世界には、さまざまな資格があります。


それぞれに必要な知識や技術があり、資格によってできること、求められることも違います。


しかし、資格を取得したからといって、その分野について隅から隅まで知っている人は、おそらくほとんどいないでしょう。


私自身もそうです。


資格を取るために勉強したことでも、使わなければ忘れてしまう知識があります。


制度についても同じです。


まして医療や介護、福祉を取り巻く制度や社会は変わり続けています。


資格取得時に覚えた知識だけで、何年、何十年も仕事ができるわけではありません。


「知らなかった」で済まないのが専門職


運転免許を持って車を運転するなら、交通ルールを守る責任があります。


専門職の資格も同じではないでしょうか。


資格を使って仕事をする以上、その資格に求められるルールや責任があります。


もちろん、すべてを暗記している必要はないと思います。


分からなければ調べればいい。


迷ったら確認すればいい。


必要なら詳しい人に相談すればいい。


むしろ危険なのは、


「資格を持っているから自分は分かっている」


と思ってしまうことなのかもしれません。


利用者さんや患者さんの生活、身体、財産などに関わる仕事では、知らなかったことが相手の不利益につながる可能性があります。


だからこそ、


「分からないことを分からないと認識する」


「必要なことを確認する」


ということも、専門職として必要な能力だと思います。


資格取得はゴールではなく、最低限のスタートライン


資格を取得するためには勉強します。


試験があります。


実習や研修が必要な資格もあります。


合格したときには、


「やっと取れた」


という達成感もあります。


しかし仕事として考えると、資格取得はゴールではありません。


むしろ、


「この仕事をするために必要な最低限のルールを学んだ」


というスタートラインなのではないでしょうか。


そこから実際の利用者さんや患者さんと関わります。


学校や試験では経験できなかったことにも出会います。


そこで学ぶ。


調べる。


経験する。


また新しいことを学ぶ。


その繰り返しで専門職としての力がついていくのだと思います。


社会が変われば、支援も変わる


特に医療・介護・福祉では、対象となる人たちの生活そのものが変化しています。


家族構成も変わりました。


一人暮らしの高齢者も増えています。


働き方も変わっています。


地域との関係も変わっています。


そしてICTやAIなど、以前にはなかったものが日常生活に入ってきています。


人の生活スタイルが変われば、当然、それを支える方法も変わっていくでしょう。


資格を取ったときに学んだ方法だけでは対応できないことが、これからますます増えていくと思います。


だからこそ、自分でアンテナを立てる。


制度が変わったら確認する。


新しい技術が出てきたら知ろうとする。


必要な知識を身につける。


技術を磨く。


資格を持ち続けるということは、学び続けることでもある。


そんな意識が必要なのだと思います。


資格の「重み」が待遇にもつながるのではないか


介護・福祉の世界では、待遇についてさまざまな議論があります。


もちろん、待遇改善は個々の専門職の努力だけで実現できるものではありません。


制度や介護報酬、人員配置など、社会全体で考えなければならない問題です。


ただ、もう一つ考えてみたいことがあります。


それは、


資格そのものが社会からどれだけ重く受け止められているか。


ということです。


運転免許を持って車を運転することには、明確な責任があります。


ルールを守る。


安全に運転する。


違反すれば責任を問われる。


だから免許には一定の「重み」があります。


医療・介護・福祉の資格についても、


「この資格を持っている人なら、これだけの専門性がある」


「これだけの責任を持って仕事をしている」


と社会から認識されるようになればどうでしょう。


資格の専門性や責任が正当に評価される。


その積み重ねが、仕事の質だけでなく、待遇の向上にもつながっていくのではないかと思います。


資格を持つということ


資格を取る。


その資格を使って働く。


そして学び続ける。


資格とは、壁に飾る証明書ではなく、


「この仕事を専門職として担います」という責任の証明


なのかもしれません。


私自身も、資格を取得したときの知識だけで仕事をしているわけではありません。


忘れていることもあります。


分からないこともあります。


だから調べます。


そして、新しいことを学びます。


これからも制度や社会は変わっていくでしょう。


その変化についていくためにも、資格を取得したところで立ち止まらず、自分なりにアンテナを張り続けたいと思います。


……と、最近なぜかこんな堅い話ばかり書いています。


思いついたことを一日一記事。


そんなつもりで書いているのですが、気がつくとまたこんな内容になっていました。


まあ、これも今の自分が考えていることなのでしょう。


明日はもう少し柔らかい話が思いつくでしょうか。

三代目固定記事

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