7年目を終えて、ここから
月日が巡るのは本当に早いものです。
「雪柳あうこ」を筆名として初めて使ったのが2018年。
そして2019年夏の終わり、わたしはnoteやXなどのインターネット・SNS上に現れて活動を開始しました。以降、毎年この時期に1年毎の活動を振り返っています。
この記事には、今とこれからを探るために、雪柳あうこの7年目(2025年夏~2026年夏)までの活動の記録を記したものです。主として自分のための記録ではあるのですが、わたしとかかわりのあるかたの振り返り、これから詩や小説を書かれる方・活動を展開される方の参考などになりますと幸いです。
■小説のこと
・第67回講談社児童文学新人賞 最終候補作に
2026年春に出していた原稿が思わぬ評価をいただき、拙作「この海のおよぎかた」を最終選考候補作として選出していただきました。力及ばず受賞等は逃しましたが、自分の文章や小説との適性、そして得意・苦手を考える大切な機会をいただきました。
ここのところ自分の小説の方向性をずっと悩んでいたので、名前を挙げていただき、候補作として読んでいただいて、大変励みになりました。選考にかかわってくださった方々、どうもありがとうございました。選評をいただけるようで楽しみです。そして、また作品が書けたら、ぜひまたチャレンジしてみたいです。
■詩のこと
・日韓詩人交流会に登壇(2025年10月)
2025年10月に喫茶ケトルドラムと韓国をつないでオンラインで行われた日韓詩人交流会に、話題提供者として登壇させていただきました。全体テーマが「人間と非人間の〈共生〉」。わたしは「手をとりあえないものと共に在る、だけでなく ―人間と非人間の詩的共生に寄せて―」というテーマでお話させていただきました。
韓国の詩人さんたちの詩の表現のすばらしさと詩への考えの深さを知ると同時に、翻訳の難しさと面白さも同時に痛感する、詩の越境の可能性と興味を広げてくれる素晴らしいイベントでした。
こちらで話した原稿は、「詩と思想」2026年3月号の特集に収録されています。
・主宰詩誌のリニューアル(2025年10月、2026年5月)
主宰詩誌LaVagueは、Vol,5から体制を変えて、大幅リニューアル!
メンバーたちの詩の表現もますます力を増しています。東京の文学フリマには継続的に出店しています。毎回、仲間と共に、新刊を携えて出ていますので、ぜひ遊びに来てくださいね。
なお、主宰詩誌では、喫茶ケトルドラムさんにて3月に対面での朗読・合評会を毎年行っており、今年も開催することもできました。
さらにこの夏は8月29日に、東京都板橋区の本屋イトマイさんにおいて、詩あ×詩誌La Vagueのクロスイベント(トーク×ワークショップ)も実施できました!
詩誌の活動は、少しずつこれからも広げていけたらと思っています。
いずれも敷居の低いイベントですので、詩の経験等にかかわらず、今後もぜひお気軽にお越しください。
・各詩誌への寄稿や作詞
自分が主催ししている詩誌以外でも、詩人の石川敬大さん主宰の詩誌「凪」や、詩人の金堀則夫さん主宰の詩誌「交野が原」にも継続的に寄稿の機会をいただいております。ありがとうございます。
さらに、憧れの詩人である新井啓子さんの個人詩誌「かねこと」第28号にゲスト寄稿もさせていただきました。うれしかったです。
そのほか、例年通り、ぜんじおん(全日本児童音楽協会)の作詞会員として、童謡の作詞も継続してやっています。毎年8月には初演コンサートがあり、今年は「ゆき」「いいまちがいのうた」という2作を作りました。音としての日本語、もっと学びたいです。
■詩の周辺の書き物のこと
・詩の投稿に関するエッセイの寄稿(詩あ02)
南田偵一さんが主宰されているドキュメンタリー詩誌「詩あ:02」の特集「詩を投稿しよう」に、これまでの経験を書いたエッセイを寄稿させていただきました。自分がどうやって投稿を続けていたか、選者になって思ったこと……セキララに書かせていただいています。
詩を投稿される方には必読の一冊。書店でお求めになれます!
・書評(柿沼オヘロさん、武田地球さん)
今年は書評の機会も2度いただきました。
日本現代詩人会の投稿欄でよく読ませていただいた柿沼オヘロさんの第一詩集「半宙体」。投稿で送られてきたときとまた違う場所を得た詩たちの、繊細かつ美しい比喩の響き合い。多くの方に読まれてほしい一冊です。書評は詩誌「WONDER」第8号に書かせていただきました。
また、武田地球さんの詩評を書かせていただきました。こちらは武田さん自身が編集された「地球天動説」(私家版)に収録されています。一人の詩人を12の角度から見る、とても面白い企画です。
・ライターとしての取材記事(たびぽえ)
いつもお世話になっている大好きな詩誌「たびぽえ」Vol.12の妖怪特集に取材記事を書かせていただきました!
写真もわたし自身が撮ったものを使っていただいています。旅好き・文学好きには必読の一冊。たびぽえ片手に各地の散歩も素敵です。ぜひご覧ください!
■これから少し先のこと
・朗読イベント「第29回クロコダイル朗読会」 10/18@クロコダイル
秋にこちらへの出演が決まっています。ぜひお越しください!
(ご予約は雪柳までいただければ承ります)

・ここから、そろそろ、これから
そろそろ手元で膨らんできたたくさんの詩たちにも、第三詩集という器を作ってあげたいなと考えています。秋から少しずつ、実現のための方法を模索してみたいと思います。また、今年の小説の最終候補の経験を励みに、自分の書きたいことに適した小説のかたちをもっと模索して、表現の間口を広げていけたらと思っています。
小説と詩の越境と往還も面白いですが、この1年の韓国の詩人たちとの対話の経験や、英語との対訳の勉強などから興味が募り、最近は異なる言語への越境にもすこし意欲が湧いています。言語を超えた場所に身を置いたり、新たな言葉での表現の模索もしてみたいなと。
目線を、遠く、広くへ。境を越えてはるばると。ここから遠く、異なることばの世界へと出かけてみたいものです。
書くこととフラットに楽しく向かい合い続けながら、自分自身の興味・関心・意欲に、素直に向き合って。時にそれらを思いきり解き放ってみたりもしながら、歩んでまいりたいと思います。
8年目の雪柳あうこも、どうぞよろしくお願いいたします。
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・おまけ:これまでの振り返り記事
以下は、これまでの振り返り記事をまとめています。
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