はじめに|軸とベクトル、あるいは世界のバグを調律することについて
音楽、デザイン、AI、社会、そして芸術。
過去から現在へ至る時間のなかで、人や作品と出会い、さまざまな現場を通過してきました。
一見すると脈絡のない領域に思えるかもしれません。しかし、異なる領域の深部に潜り、手足を動かしながら観察を続けていると、そこには領域を越えて共通する「物事の構造」と、それが変化していく「方向(ベクトル)」が見えてきます。
私は音が好きです。
さまざまな音楽をたどっても、行き着く先はいつもジャズでした。
ジャズにおける、即興演奏の対話。
デザイン実務における、情報の可読性と視界の設計。
AI時代における不可逆な変化と、それでも再現できないものの手触り。
これらはすべて、私にとって「世界を形づくる構造」を読み解く営みです。
私にこの視座を与えてくれたのは、これまでの現場で出会った「親愛なるマスターたち」でした。
ときに厳しく、ときに温かく、笑いを交えながら重ねた指導と対話。そこから、物事の本質を見極め、違和感の原因を解き明かす「デバッグ体質」を授けてもらいました。
これまでのすべての出会いに、心から感謝しています。
このnoteは、マスターたちから授かった思考の型を携え、世界を観察し、可視化し、言葉にしていくための思考ログです。
物事に、どのような「軸」を設定するか
それは、どちらの「ベクトル」へ向かっているのか
ただし、世界のバグは、単純に取り除けばよいものばかりではありません。
違和感に耳を澄ませ、異なるものの関係を捉え直し、ときには自分自身の認識を更新する。
それはバグを消去するというより、複数の音が響き合う場所を探す「調律」に近いのかもしれません。
複雑な時代のなかで視界を保ち、自分の思考を更新し続けるための実験場として、ここに言葉を記していきます。
はじめまして。
「軸とベクトル」へようこそ。
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