「必要ないもの」が、心に余白をつくってくれる|エッセイ
最近noteで、いろんなことを
試してみたい気持ちが強まっているので、
今日は、今の気分で
ちょっとくだけた口調で書いていってみます。
よかったらお付き合いください。
👕👕👕
最近、ずっと洋服を買っていなかった。
今の職場は、服飾雑貨を扱うお店で
髪色も、服装も、アクセサリーも自由。
私は洋服が好きだから、
その時々の気分で髪色を変えたり
髪色に合わせた服を選んだりして楽しんでいた。
でも今年に入って、
今働いているお店の閉店が決まった。
それに伴って、私も転職することになった。
今の職場は、働き始めてからもう長い。
一度、諸事情でやむを得なく離れたことがあったけれど、ちょうど良いタイミングで
「また募集しているけど…どう?」
と声をかけてくれた人がいて、
吸い寄せられるように戻ってきた。
「戻りたい」と思えたくらい、
私にとって、ここは居心地の良い居場所だった。
そんな職場を、また離れることになった。
……離れるどころか、お店自体がなくなってしまう。
完全な、解散状態。
前に一度離れたときは、
「いつでもここに来れば、みんなに会える」
と思えていたけれど、今回は違う。
みんな、それぞれの場所へ散り散りだ。
未来の景色が、急に見えなくなった。
次の職場がまだ決まっていないから、
今年に入ってからは、新しい服を買うのを控えるようになった。
次は、制服があるところかもしれない。
カジュアルな格好ができないところかもしれない。
そう思ったら、明るかった髪色も
なんだか落ち着かなくて、暗く染め直した。
未来への不安から、心はなんとなく
きゅっと縮こまるような「節約モード」に入っていた。
そんな心を抱えながら毎日を過ごしていたある日、
お出かけついでにふと久しぶりに洋服屋さんに入ってみた。
そこで、すごく可愛いトップスを見つけた。
「買おうかな?」って、一瞬ふわっと気分が上がった。
……けれど、そのすぐ後に、
こんな声が頭の中に響いた。
「でも、もしかしたら今後、
あんまり着る機会がないかもしれないしなぁ……」
レジへ向かう足が、ぴたっと止まる。
必要か、そうじゃないかで言ったら、
間違いなく「必要ではない」。
でも、私の心はたしかに「欲しい」と言っていた。
その時、最近の自分の姿が
頭の中にぼんやりと浮かんできた。
最近の私は、未来への漠然とした不安から、
「今なにが必要で、なにが必要じゃないか」
を頭で考えすぎている気がする。
「今、何を考えるべき?」
読みたい本を選ぶときでさえ
「今の私、これを読むべき?」なんて、
正解探しの思考が生まれていることに気づいた。
なんていうか、余白がない。
頭でひねり出した「必要だと思うもの」で
ギチギチに私の時間を埋め尽くしても、
私が本心で望んでいるものは
きっと得られないような気がした。
ていうか、むしろ、本当に大切なものから
どんどん遠のいていく気がした。
私は、そのトップスを買うことに決めた。
「必要ではないけれど、欲しいから、買う」
そんな、一見ムダに思えることが、
今の私の心に余白を作ってくれるのかもしれない。
お気に入りの服をクローゼットに迎え入れて、
少しだけ、心の呼吸が深くなった気がする。
近々、美容室にも行こうかな。
最近お休みしていた、ネイルも。
……ネイルは、セルフネイルで楽しんでみようかな。
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