ラム酒のミニ樽作り
前回の続き。Legendarioの蒸留所跡を歩いたあとは、樽工房へ。

ここが樽工房。
普段は通常の樽作りを行なっていますが、この日は、自分用のミニ樽を一から作ってもらえるとのことで、その工程を最初から見せてもらいました。

まずは木材を削るところから。

板を一枚ずつ、専用の機械にかけて厚みと形を整えていきます。

削った板を丸く組み立て、金具で締めて調整。少しずつ樽らしい形に。

そして樽づくりで欠かせないのが「チャー」。
チャーとは、樽の内側を焦がすことで、木の成分がお酒に溶け出しやすくなり、熟成中の風味に影響を与えます。

木の香ばしい匂いが立ちのぼります。この焦げ目が、のちのラムに深い香りと色合いを与える大事な工程。

チャーが終わったら、外に出して冷まします。
コロンと置かれているのが可愛い、笑

乾いたら、隙間ができないよう板を組み直し、きつく締め上げていく。

機械にかけて、表面を丁寧に削り整えます。

中身も整えます。

樽の上部に穴を開ける工程。ここから原酒を注ぎ入れ、熟成中もこの穴から蒸発具合や熟成の様子を確認する。

最後に蓋をつけて完成。
樽の側面に刻まれた「L」は、Legendarioの頭文字。

出来上がった樽には、その場にいたみんなでサインを書き込ませてもらいました。
こんな小さな樽でも、作り始めてから約1時間半くらいかかります。大きな樽の場合、目安として2〜4時間あたりが一般的だそう。
普段何気なく味わっているラムですが、職人の手仕事に、あらためて頭が下がる思いでした。
Hironori Sato Rum & Cachaça, Culture & Journey
ラムとカシャッサ、その土地と文化をめぐる活動をまとめています。 https://www.hironorisato.net/
