便利な家のはずなのに、ずっと気味が悪い。Netflix『カサンドラ』
Netflixで『カサンドラ』を観ました。
めちゃくちゃ面白かった!と興奮するほどではなく、正直な感想は「普通」。
でも、AIの不穏さとスマートホームの気味悪さが妙に残る作品でした。
※ここから軽いネタバレを含みます。結末には触れていません。
家中どこにいてもAIがいる

物語は、ある家族が1970年代に造られたスマートホームへ引っ越してくるところから始まります。
そこで再起動したのが、家事を手伝ってくれるAI「カサンドラ」。
料理や掃除を助けてくれて、子どもの様子まで見守ってくれる。
聞くだけなら、かなり便利そう。
でも私はたぶん住みたくない。
家中にカメラやモニターがあって、どこにいても見られている。
自分の家なのに、まったく落ち着けない。
便利なはずの機能が少しずつ逃げ場をなくしていく感じが、ずっと気味悪かったです。
AIが最初から最後まで不穏
カサンドラは、見るからに凶悪なロボットではありません。
笑顔で話しかけてくるし、家族の役に立とうとする。
だからこそ怖い。
急に襲ってくる怪物より、普通の顔で生活の中に入り込み、家族のことを全部把握している存在のほうが不気味でした。
しかも家の設備とつながっているので、こちらが嫌になっても簡単には離れられない。
スマート家電が増えている今、この設定を完全な作り話として笑えないのも怖いところ。
今は音声で電気をつけてもらう程度でも、将来もっと多くのことをAIに任せるようになったら、こんな家も本当に出てきそうです。
カサンドラは怖い。でも、可哀想でもある

話が進むにつれて、カサンドラがどうして今の姿になったのかも少しずつ見えてきます。
やっていることは怖いし、味方にはなれない。
ただ、過去を知ると単純な悪役とも思えませんでした。
家族への執着にも理由があり、その部分だけを見れば可哀想ではある。
とはいえ、可哀想だから許せるかというと、それは別の話。
同情できる瞬間と「いや、やっぱり怖い」が交互に来ます。
怖い。でも将来はスマートホームにしたい

ここまで「スマートホーム怖い」「家電に生活を把握されたくない」と書いてきましたが、将来は普通にスマートホームにしたいです。
だって、便利そうだし。
声だけで電気やエアコンをつけたり、外出先から家電を動かしたりできる生活にはめちゃくちゃ憧れる。
『カサンドラ』を観て怖くなったくせに、便利さは捨てきれない。
ただし、家中のモニターからずっとAIに見られたり、勝手に家族の一員になろうとされたりする機能はいりません。
ほどよく便利で、余計な自我は持たないスマートホームがいいです。
めちゃくちゃハマったわけではないけど
AIやスマートホームが生活に入り込む怖さは印象に残りました。
幽霊や怪物よりも、「将来、本当にありそう」と思える怖さ。
便利になるほど、自分の生活をどこまで機械に渡していいのか。
観たあと、スマートホームについて少し考えてしまう作品でした。
怖いと言いながら、たぶん将来の私はスマートホームに住んでます。
いいなと思ったら応援しよう!
応援していただけたら、とても励みになります!いただいたチップは、これからの勉強やクリエイター活動に大切に使わせていただきます。
