LAへ飛んだ風さん〜自力への執着を手放す潔さ〜
2023年の春の季節、風さんがLAで心機一転した時のこと。
「環境が変わらなければ何かを変えられないなんて思い込みたくはないタイプなんですけど、でも実際そうなんだと思います。リフレッシュ……されたんだと思う。気候もあり、環境の変化もあり、関わる人や住むところの変化もあり。うん。場所が変わることによってインスピレーションが湧きやすくなるっていうこともあるんだって、この時は思いました(MUSICA 2025年7月号より抜粋)」と、後に語っていた。私は人生の分岐点に差し掛かるとよくこの言葉を思い出す。風さんもこんなふうに思うんだ、と少しだけ意外だった。
行き詰まった時に、場所を変える大切さ。
「答えは外ではなく、自分の内側にある」と繰り返し話している風さんが、それでも環境を変えることには意味があると語った時、あぁよっぽど大変だったんだろうなと思い、深く印象に残った。
人生の中では、内から出て、外に希望の光を見出さなければならない時がある。風さんのように内面が成熟している人でも、ちゃんとこういうときは訪れるのだ。
風さんの、「自分だけで何とかしなきゃ」を潔く手放すところ、最近ではバンメンやコーラス、エルミーンさんとのコラボなど、外の力を借りられるところ、こんなふうに自己への執着から自由になり、環境の変化も素直に受け取れる風さんの素敵さへも繋がっていくなと思った。
私たちの内側は、住む場所や毎日見る景色、一緒にいる人達の影響を多大に受けるから。
最近、地理と人間の関係について書かれた面白い本を読んでいるんだけれど、地理や気候は、そこに住む人の行動を少しずつ形作り規定していくという。
それならば、内省を十分やっても(風さんの場合はたくさんの瞑想をやっても)カラリと清々しい晴れまが見えないのならば、潔く白旗を上げ、環境の変化に救いを求めたっていい。
全てを、内なる自分だけに背負わせない勇気。
大好きな風さんもやったんだし、内なる自分が出口を見失った時には、自分もやってみようかなと思えた。
そしてLAへ飛んだこの話は、LAの風の中へ連れ出したマネージャーずっずさんの愛情無くしては語れないのだろうね☺️
常に成長して行きたいと言う風さん。成長には、自分の外に存在する世界から力をもらうことも大切なんだと思う。
散歩が大好きな風さん、故郷に近い広島の会場で「ほっとしてしまいますね」と言った風さん、歌詞の言語やプロデューサーに変化をつける風さん。こんなふうに、内なる自分を保ちながら、外の風に吹かれるのもとても上手な風さん。
真似したいな。

自然に包まれる風さん
