漢字は読めても、作文が苦手だった。帰国子女の私が考える日本語教育。
突然ですが、私は帰国子女です。
父の転勤で3歳から9歳までシンガポールで育ち、小学校4年生の時に本帰国しました。
今ほどMRTも発達しておらず、もちろんマリーナベイサンズもなかった時代ですが、シンガポールはとても住みやすくて、楽しい思い出ばかりの大好きな国です🇸🇬
多忙の父は毎週出張でほとんど家にいなかったのですが、母はワンオペで私と弟妹をたくましく育ててくれました。
英語が得意でなくても、持ち前のコミュニケーション能力で乗り切っていた母。そんな母には、かなり厳しく日本語教育をされていました。
インターナショナルスクールに通わせてもらっていたので、数年後の本帰国後を見据えて「日本で困らないように」と、考えてくれていたのだと思います。
当時は厳しすぎて嫌だったのですが、今振り返ると、この日本語教育のおかげで、私はそこまで苦労せずに日本で生活することができました。
その一方で、日本語の本をあまり読まずに育った私は、「会話はできるけど文章力のない帰国子女」でもありました。
漢字は読めるし書ける。日本語で会話もできる。ただ、文章を書くことはずっと苦手。
だからこそ今、オランダで娘たちを育てながら、あの時の母の苦労や必死さが分かるようになりました。
今回は、そんな私が実体験をもとに、わが家で続けている3つの日本語教育についてまとめてみようと思います。
1. 公文で「日本語の基礎」を作る
私は小学校1年生頃からシンガポールの公文教室に通っていました。国語と算数の2教科です。
補習校は通学が大変になって途中で辞めたらしく、日本語教育は公文だけだったそうですが、この公文のおかげで、私は本帰国した時に日本語に全く困りませんでした。
日本に戻ったのは小学校4年生だったので、もし漢字の読み書きができていなかったら悲劇だったと思います。
また、算数も日本式で学べて良かったです!国によって教え方が異なると思うのですが、海外にいながら九九や文章問題をしっかり勉強できて良かったなぁと思います。
この経験から、長女にはオランダで公文をさせています。
近くに教室がないので、わが家ではタブレットを使った「KUMON CONNECT」を利用しています。

長女は3歳半から公文に通っていたので、オランダ赴任が決まった時に先生へ相談し、KUMON CONNECTへ切り替えていただきました。
週5日、習い事のない日は必ず取り組むようにしており、国語は今CI教材、算数はBII教材です。
算数はまだ余裕ですが、国語は読解問題が難しくなってきたので、教える側もなかなか大変です😂
最近は、こちらから声をかけなくても、自分で時間を決めて公文に取り組むようになりました。
国語と算数の力だけでなく、学習習慣と集中力が身についたことは大きな収穫だと思っています。
今年の一時帰国中は、日本のくもん教室に通う予定です☀️
2. マンガ・アニメで日本語を楽しくインプット!
こちらは賛否があるかもしれませんが、わが家はマンガとアニメにかなり寛容です。
私と夫がマンガアニメ好きということもありますが、私がシンガポールに住んでいる頃にマンガとアニメに育てられたということも理由の一つです。
ラッキーなことに私の父がマンガやアニメが大好きだったので、シンガポールで日本のマンガを買ってもらったり、
レンタルショップで、ポケモン・おジャ魔女ドレミ・デジモンなどのビデオを全話借りて、日本語で見ていました。
今振り返ると、マンガやアニメを通して、自然な話し言葉や、日本語のテンポ、言い回しなどを楽しくインプットしていたように思います。
これも母の狙いだったのかはわかりませんが、シンガポールに住んでいる間にマンガやアニメを制限されたことはありませんでした。
この経験から、オランダでもマンガやアニメを楽しめるようにしています。
もちろん読みすぎや見せすぎは良くないと思いますが、宿題や片付けなど、やるべきことをやっていれば、比較的自由にさせています。
アニメは、Amazon PrimeとNetflix。マンガは日本から持ってきたドラえもんを読んでいます☺️(このドラえもんシリーズ、読みやすくておすすめです!)

ちなみに、「アニメ教育」は2歳次女にかなり効果が出ています。
1歳半で渡蘭し、毎日オランダの保育園に通っているので、次女の日本語習得を心配していましたが、
いつの間にか語彙が増え、長女とケンカした時に自分に非がない理由をしっかりと説明できるようになりました。間違いなくアンパンマンのおかげです。
時々一人称が「ボク」や「オレ様」になってしまうものの(笑)、海外在住のわりには、かなり流暢に日本語を話していると思います。
言葉だけでなく、日本文化や日本的な感覚も学べるマンガとアニメ。これからも娘たちと一緒に楽しんでいきたいと思います🇯🇵✨
3. とにかく日本語の本をたくさん読む。
こちらは、私自身の反省でもあります。
正直に言うと、私は上記マンガ・アニメ教育のせいでマンガばかり読むようになってしまい、本を読まない小学生として本帰国しました。
洋書はインターでの授業や宿題で読まされていたのですが、和書はさっぱりでした。
公文に通っていたとはいえ、日本語の本を読んでいなかった代償は大きく、作文や小論文などはいつまで経っても苦手でした。今でも文章力には自信がありません。
この反省から、娘たちにはとにかく本を読ませようと、日本から本をたくさん持って来ています。
オランダに来てからもAmazonで買ったり、実家に頼んで送ってもらったりしています。最近帰国したお友達からもたくさん譲っていただきました😊

以前の記事にも書いたのですが、夫はかなりの読書家ですが、私は非読書家。
娘たちには文章力と教養のある人になってほしいので、引き続き絵本や本は惜しみなく買ってあげたいと思います!
上記以外にも母がやっていたことはいくつかあり、例えば食事のマナー(お箸の持ち方・肘をつかない・お椀を持って食べる)や、
家庭内での日本語使用の徹底、日本語がおかしいと厳しく注意されるなど、本当に細かいところまで教育されていました。
全て大事だったとは思うのですが、娘たちが日本語を嫌いになってしまっては本末転倒なので、
まずはこの「公文・マンガアニメ・本」の3本柱をベースに、楽しく続けることを目指しています!
ちなみに、日本語教育については本を読んだり、ブログや体験談もいくつか読ませていただいたのですが、最終的に感じたのは「各家庭それぞれ」だということでした。
子どもが成長してみないと結果が分からないことも多いと思うので、わが家の取り組みも「絶対正解です!」「こうすべきです!」とは全く思っていません。
日本語教育は、住んでいる国とその環境、そしてお子さんの性格などを踏まえて、各家庭ごとにマイペースに進めればいいのではないかと個人的に思っています。
紆余曲折を経てようやくわが家の日本語教育の方針を決めることができたので、この記事が少しでも日本語教育で悩んでいる方の参考になりましたら幸いです😊
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
Berry
**Amazonのアソシエイトとして、私Berryは適格販売により収入を得ています。**
