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私の周りの「子持ち・子なし」問題

平日の昼下がり、美容院に行く前に時間があったので、近くの小洒落たハンバーガー店で遅めの昼食をとることにした。
入店して席に座ると、隣には2人組の女性客が。
さっきから、この女性たちのトークがヒートアップしまくっている。

結構な声のボリュームだったので、少し不快になり、イヤホンをしようかと思ったのだが、その声があまりにも熱を帯びているので、一体どういう話をしているのか、興味の方が勝ち、私はイヤホンをせずに、隣の女性たちのトークをお供にハンバーガーを食べることにした。

まず最初に耳に入ってきたのは、彼女たちの子供が通う保育園についての話。
その保育園では、保育士さんと親がアプリを使って子供の様子を連絡し合うようで、そのアプリへの入力を怠ると、保育士さんから注意をされるというのだ。
「お子さんのお家での様子を書いていただくことで、私たちもお子さんとコミュニケーションを取りやすくなるので、毎日ちゃんと入力してくださいね、とか言うんだけど、子供の様子なんて毎日同じようなもんだよ!本当面倒臭い! てか体調とか今日の様子とか、見れば分かるよね!? 元気だから保育園来てるんじゃん!察しろよって感じ!」
と、保育園への文句が止まらない。
別の所に転園をさせようかと思うけど、家から遠くなるとそれもまた面倒臭い。注意することがなんかズレてる。普通に考えたらこうじゃない!?などと、延々と喋り続ける。

保育園へのクレームがひと段落すると、続くは、マンションの住民への文句。
その女性と同じ階に住んでいる住民が、マンションの廊下で子供を遊ばせているというのだ。
「出かける時に先に子供の準備ができたら、廊下に出しておくとかはするけど、遊ばせるってどうゆうこと!? もしさ、地震とか来たら廊下におもちゃとか散らばってて、どうすんの!?」
嘲笑も交えながらのマシンガントークが大盛り上がりだ。
要するに、邪魔だしマナーが悪いから何とかしろということなんだろうけど、後半の地震の件はよく分からない。
遊んでる子供のせいで私たちが逃げ遅れたらどうするの!ってこと?
ほぉ…。

マシンガンは、弾切れを知らない。
「しかもその人さ、この間、私がマンションのエレベーター乗ろうとしたら目の前で扉閉めたんだよ!? ありえなくない!? 別の人も私が乗ろうとしてるのに扉閉めたことがあってさ!普通乗せるよね!?」
……絶対この人嫌われてるじゃん。
このクレーマー体質は、周りの人からしたら相当キツいだろうな。
同じエレベーターに2人きりになるとか、絶対避けたいんだろうな。
エレベーターの扉を閉めた人の気持ちが、なんだか急に手に取るように分かった。

こんな感じで、主に保育園とマンションについてのクレームを延々と喋り続けて、お水をお代わりしてさらに喋り続けて、2人はやっとお会計をして出て行った。

自分が子供を持つ親なら、絶対ママ友にはなりたくないタイプだし、友達にならなくても同じ空間にいるだけで、何をやっても文句や噂の対象にされるんだろうな…と私は、彼女たちについて、そして、ママ友というコミュニティについて、思いを馳せた。
子供を育てる親は皆、少なからず特有のストレスを抱えているだろうから、ああなってしまうのは仕方ないのか、それとも、それはその人が持つ元々の性質であって、子持ち・子なしは関係ないのか…
ぼんやりと考えながら帰路に就いた。

そういえばつい最近、同じように保育園に子供を通わせている友人と食事をした時も、似たような感情を抱いた。
彼女は先日、保育園の親睦会に参加したらしく、そこで、お母さんたちがそれぞれ自分の趣味を発表することになったと苦々しく言った。
その時、あるお母さんが「趣味はピラティスです」と言ったらしいのだ。
私は、本当に何の感情もなく「へー」と返したが、彼女はその発言がとにかく引っ掛かったようだ。

「ピラティスが趣味とか意識高い発言しちゃってさ! そんなこと言われたらみんな自分の発表しづらくなるし、そもそもそのお母さん普段から結構派手な感じで…」
と、「ピラティス」と発言しただけなのに、彼女への攻撃が凄まじい。
「次の人、発表しづらいだろうな〜と思ってたら、次の人は、子供のお洋服を手作りするのが趣味とか言い出してさ!えーー!みたいな」
何が「えーー!」なのか分からない(笑)。
「子供の服手作りするなんて、そんなの私したことないし!無理無理!」
別にあなたにやれなんて誰も言ってない(笑)
一周回って面白くなってきた私は、「ただのクレーマーおばさんじゃん!」と大笑いした。

昔からの友人だったこともあり、嫌悪感を抱くというわけではなかったが、それでも「感覚が昔とは変わってしまったのかな…」と少し寂しい気持ちになった。
結局は笑い話になって終わったが、こういう些細な感覚のズレなどが少しずつ積もり積もって、「子持ち」と「子なし」の壁を作っていくのかもしれない。

「子供を持つと、こういう感覚になるのかな~」という、子なしの発言は、子持ちからすると、「上から目線」とか、「子供がいない人には分からない」とか、言われがちである。
子なしからすると実際、本当に子供を持ったことがないから分からないわけで、それで相手の逆鱗に触れる危険性があるのであれば、下手な発言は控えよう…と距離をとってしまったりもする。
そして、子供の話ばかり延々とされるのも正直しんどい。
そして、「子供を望む子なし」の身としては、子持ちの発言にちょこちょこ傷つくこともある。
これ、男性にはきっと分からない感覚だよな…

ああだこうだと、ごちゃごちゃ考えたが、結局、女の人生ってどの時期も色々と複雑で大変だよな…という、他人事みたいな、アホな感想に着地する(笑)

もうちょっとこのモヤモヤを言語化したかったのですが、能がなく本当すみません…
最後までお読みくださった方がいらっしゃったら、本当にありがとうございますとしか言いようがありません。



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