夏に整えるべきは「体力」ではなく胃腸です。
今週はこちらの記事を深堀したいと思います。
冷えた胃腸を立て直す人ほど、夏バテしない理由
毎年この時期になると、施術中によく聞く言葉があります。
「食欲はあるんです。」
「でも、身体が重いんです。」
「寝ても疲れが抜けません。」
暑いから体力が落ちている。そう思っている方がほとんどですが、私は少し違う見方をしています。
問題は体力ではなく、「胃腸の働き」が落ちていること。
胃腸は、食べたものをエネルギーへ変える工場です。
工場が止まれば、どれだけ良い材料を運んでも製品はできません。
つまり、食べているのに元気が出ない。これは、身体からの大切なサインなのです。
夏は胃腸が一番働きにくい季節
暑い日は、アイスコーヒー。冷たいお茶。そうめん。アイス。
冷房の効いた部屋。
これらが当たり前になります。
一つひとつは悪くありません。問題は、それが何週間も続くことです。
胃腸は約37℃前後で最も働きやすい環境です。そこへ毎日冷たいものが入ると、消化酵素の働きは低下しやすくなり、胃腸の動きも鈍くなります。
すると、
・胃が重い
・食後に眠くなる
・むくみやすい
・便秘や下痢を繰り返す
・疲れが抜けない
こうした症状が少しずつ増えてきます。「夏だから仕方ない。」ではなく、胃腸が疲れているから起こっている。そう考えると、対策も変わってきます。
夏バテは「食べない」より「消化できない」が問題
施術をしていて思うのは、元気な人ほど、意外とたくさん食べていません。逆に疲れている人ほど、
「スタミナをつけなきゃ。」と無理に食べています。
身体は、食べることにもエネルギーを使います。
胃腸が疲れている状態で焼肉や揚げ物を食べれば、消化するだけで一日が終わってしまうこともあります。
だから夏は、何を食べるかより、胃腸が受け取れる状態を作ること。これが最優先です。
私が夏になると必ずやる「週末プチ断食」
私は夏になると、週末だけ夕食を抜くことがあります。
「食べない健康法」というより、胃腸に休日をつくる。そんな感覚です。
翌朝になると、
お腹が軽い。
頭がスッキリする。
肌の調子も良い。
そんな変化を感じることが少なくありません。
もちろん、すべての人に合う方法ではありません。
持病がある方や、妊娠中、成長期の方などには向かない場合もあります。
でも、胃腸を休ませる時間をつくる。この考え方は、多くの人が取り入れられる身体への投資だと思っています。
夏を元気に過ごす人は「足し算」をしていない
疲れると、栄養ドリンク。サプリメント。健康食品。
何かを足したくなります。
もちろん、それらが役立つ場面もあります。でも、胃腸が疲れたままでは、せっかく摂った栄養も十分に活かせないことがあります。
だから私は、まず引き算をします。
冷たい飲み物を一杯減らす。
間食を一回減らす。
食べ過ぎを一食減らす。
そして、よく噛む。
温かい汁物を飲む。
肩の力を抜いて食べる。
こうした基本を積み重ねることが、結果として一番身体を変えてくれると感じています。
🩺 今日も施術室で、こんなことを感じました。
「何を食べたら元気になりますか?」そう聞かれることは多いですが、
本当に大切なのは、「その身体は、受け取れる状態になっていますか?」
ということです。
栄養は足し算です。
でも、身体づくりは、まず受け皿づくり。夏こそ胃腸をいたわる。
それは、この夏を元気に過ごすためだけではありません。
10年後も軽やかに動ける身体を育てるための、小さくて大きな投資なのです。
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