「一人好き」というより「一人の方がラク」なんです
私は昔から「一人」が好きだった。
でも、社会人をやっていると、
それがなかなか許されない
空気だった気がする。
たまたま、私のいた会社が
そういう文化だったのかも
しれないけれど。
前にいた会社では、入社当時、
ランチも一人で行かせてもらえず、
息苦しい日々だった。
合わない人たちとも強制的に一緒に食べて、
昼休みのはずなのに、仕事のときよりも
疲れちゃうみたいな感じ。
新しい人が入ってくるたびに上司から
「新人の〇〇さんと一緒に
食堂へ行ってあげてください」
と頼まれることも。
「え…子供じゃないのに、なぜ…?」
と、心の中では思っていた。
(もちろん、言えない…)
もともと「群れる」のが苦手だし、
なんで一人にさせてくれないんだろうと
ずっとモヤモヤしていた。
「生粋の一人好き」なのか、ただ疲れているだけなのか
ただ、私が本当に
「生粋の一人好き」なのかと言われると、
自分でもよくわからなくなる。
社交不安な面があるので、
人といると人一倍緊張して、
エネルギーを消耗してしまうのかも。
どちらかというと、
「人といるよりは、一人でいる方が楽」
という感覚が強い。
何となくは気づいていたんだけれど、
はっきり確信を持てたのは、
完全在宅勤務になったときだった。
出勤していた頃は、残業がない日でも
家に帰ったらぐったりしていた。
夜ごはんを食べた後に
ベッドでうとうとするのは日常茶飯事。
もともと体力がある方でもないし、
自分でも「虚弱体質なのかな」と思っていた。
でも、在宅勤務になって、
仕事内容も変わらないのに、
全然疲れなくなった。
通勤がなくなったことで
運動不足になったらまずいと思い、
ウォーキングをしたりしていた。
だから、使う体力自体は
あまり変わっていなかったはず。
なのに、仕事後の疲れ方が
全く違うことに気づいた。
これを経験して、私は
「人といると HP が削られてたんだ…」
と、しみじみ感じた。
「人に見られる環境」が、見えない体力を奪っていた
通勤していた頃は、会社で雑談したり、
仕事でも顔を合わせて話す機会が
どうしても多い。
そうなるたびに、
自分にあまり自信がないのもあって、
後で一人反省会が始まっていた。
また、理不尽な言動や態度をされたときに
いちいち過剰に反応して、悩んだりしていた。
もちろん、
在宅勤務でも会議とかもあるから、
他者との接触がないわけじゃない。
ただ、ビデオをオフにして参加できたので、
「相手に見られていない」というだけで、
心の緊張感が全く違った。
会話のベースがチャットだったことも、
自分のペースを保てる大きな要因だった。
まあ、自意識過剰な部分もあるんだと思う。
「自分が思うほど
人は自分のことを見ていない」
それは、頭ではわかっているつもり。
けれど、出勤している頃は常に
「見えない監視の目」のようなものを感じて、
勝手に疲れていた。
頼まれてもいないのに「良く見せなきゃ」と
思っていたのかもしれない。
「人に見られない環境」が、
これほどまでに疲れないものなのかと、
在宅勤務を経験して初めて知った。
「一人好き」というより「一人の方がラク」
私は、人間嫌いとかではない。
ただ、人といるととても疲れる。
だから必然的に一人を好んでしまう。
こういう人って、
けっこういるものなんですかね?
私は女性だけど、周りを見渡したとき、
一人好きの女性って
かなり少なかったように思う。
みんな器用に、楽しそうに、
群れているように見えていた。
無理に群れなくていいし、
一人の時間を大切にしてもOK。
会社員に戻ったとしても、
そうやって自分の性質を認めながら、
心地よく働ける環境を選べたらいいなと思う。
