【退院後、良かれと思って食べたヨーグルトで腹が大暴れした。そこから見えた「善玉菌」という言葉の、1兆円の裏側】
最初に言っておきます。これは「菌を売る記事」ではありません。
世の中には「善玉菌が体にいい」と語る記事が、山ほどあります。
そして、その多くは、最後に何かを売ってきます。ヨーグルト、サプリ、乳酸菌飲料。
この記事は、その真逆です。
僕はむしろ、「善玉菌を売る側」を、ちょっと疑っています。
スピリチュアルな話でも、怪しい健康法でもありません。
ただ「善玉菌・悪玉菌って、そもそも何なんだ?」という素朴な疑問を、とことん追いかけただけです。
正直に言うと、僕は「体にいい」と言われるものほど、逆に身構える癖があります。
誰かが得をするから、その言葉は広まっているんじゃないか。
いつも、どこかでそう疑ってしまう。
考えてみてください。
「体にいい」と言われて流行ったものが、数年後に「実はそうでもなかった」とひっくり返る。
そんな話を、僕たちは何度も見てきたはずです。
だから僕は、まず出どころを疑います。
そんな僕が「善玉菌」という言葉の出どころを本気で追いかけたら、たどり着いたのは、、、
1兆円規模の、静かな市場でした。
そもそも「善玉菌・悪玉菌」って、本当に“ある”の?
ちょっと立ち止まって、考えてみてください。
善玉菌。悪玉菌。
小学生でも知っている言葉です。
ヨーグルトのCMでも、健康番組でも、お医者さんの雑談でも、当たり前のように使われています。
そして、あまりに当たり前すぎて、誰もその出どころを疑いません。
空気みたいなものです。
空気に「これ、誰が作ったの?」なんて聞かないですよね。
でも、僕はそこが引っかかった。
**誰が「この菌は善玉」「この菌は悪玉」と決めたんでしょうか?**
菌には、もともと「善」も「悪」もありません。
ただの微生物です。
人間が勝手に、そう名づけただけ。
しかも、ややこしいことに、世の中には第三のカテゴリまであります。
「日和見菌(ひよりみきん)」。
どっちつかずの菌、という意味です。
善玉でもない、悪玉でもない、どっちつかず。
、、、なんだか、雑じゃないですか?
この「どっちつかず」の存在が、実は後半で、ものすごく効いてきます。
今は頭の片隅に置いておいてください。
とにかく私は思いました。
じゃあ、いつ、誰が、なんのために、この線引きをしたのか?
「どうせ、菌を売りたい企業か、医療業界あたりが広めた言葉でしょ」
正直、私は最初、そう決めつけていました。
でも、調べてみたら。
話は、まったく逆だったんです。
その前に。僕の、情けない失敗を聞いてください
実は僕、少し前に**小腸イレウス**という病気で入院していました。
腸が詰まってしまう、なかなかしんどいやつです。食べることも、まともにできなくなります。
無事に退院して、僕は思いました。
「よし、弱りきった腸を、しっかり整えてあげよう」と。
そこで真っ先に手を伸ばしたのが、、、
ヨーグルトでした。
だって、善玉菌が体にいいんでしょう?
腸活の王様でしょう?
テレビも雑誌も、みんなそう言っている。
食べました。
良かれと思って、体をいたわるつもりで、しっかり食べました。
その結果。
お腹が、ぐるぐると大暴れしました。
いたわるどころではありません。
腸が、盛大に抗議のデモを始めたんです。
ぐるぐる、ごろごろ。
お腹の中で、何かが大渋滞していました。

体をよくするつもりで食べたのに、結果は真逆。
良かれと思った行動が、いちばん体を困らせる。
この、なんとも言えない裏切られた感じ。
「え。善玉菌、味方じゃなかったの……?」
退院したばかりの、まだ本調子じゃない僕の腸に、あのヨーグルトは、まったく優しくなかったんです。
念のため書いておきます。
退院後に何を食べるかは、そのときの体の状態で本当に大きく変わります。
同じものが、ある人には薬になり、ある人には負担になる。
だから必ず、主治医の指示に従ってください。
これはあくまで、僕個人の、間抜けな失敗談です。
でも、このとき、僕の頭に、ひとつの違和感が引っかかりました。
みんなにいいはずの善玉菌が、僕には合わなかった。
じゃあ、その「みんなにいい」って、本当なんだろうか?
この小さな違和感が、すべての始まりでした。
「善玉菌」を作った人物を、追いかけてみた
言葉には、必ず「最初に言い出した人」がいます。
善玉菌・悪玉菌にも、当然、いるはずです。
そこで僕は、半信半疑で、その言葉のルーツをたどっていきました。
いつ、この言葉は生まれたのか。
海外から輸入された言葉なのか、それとも日本で生まれたのか。
最初に口にしたのは、企業なのか、学者なのか、それとも役所なのか。
ひとつずつ、糸をたぐるように調べていきました。
すると、意外なことに。
犯人らしき人物は、あっさり見つかりました。
しかもそれは、企業でも役所でもなく、、、
一人の日本人だったんです。
光岡知足(みつおか・ともたり)博士。
東京大学の名誉教授です。
日本の腸内細菌研究の、まさに礎を築いた第一人者。この分野のパイオニアです。
博士本人の証言によれば、この言葉を日本で最初に使ったのは、、、
なんと**1953年**でした。
腸活ブームより、半世紀以上も前の話です。
「ほら、やっぱり偉い学者が、上から権威づけした言葉じゃないか」
そう思いますよね。
私も、そう思いました。
むしろ、疑いが確信に変わりかけました。
でも、ここで、まったく予想していなかった事実が、二つ出てきたんです。
予想外の事実①:これは「学術用語」ですらなかった
まず、驚いたのがこれです。
「善玉菌」「悪玉菌」という言葉は、**正式な学術用語ではありません。**
専門機関も、はっきりそう認めています。
あくまで、**一般の人に分かりやすく伝えるための「俗称」**なんです。
つまり、教科書に堂々と載るような正式名称ではなく、いわば“あだ名”。

難しくて、とっつきにくい腸内細菌の世界を、普通の人にも届けるための、やさしい翻訳だった。
それが、この言葉の正体でした。
「悪の組織」みたいな名前ですが、中身は、やさしさから生まれた言葉だったんです。
予想外の事実②:発表当時、博士は「潰されかけて」いた
さらに、です。
光岡博士がこの考えを世に出したとき、学界の反応は、、、
**まさかの、大批判**でした。
「善玉菌など、いるわけがない」
当時の多くの細菌学者は、そう言って博士を叩いた、と記録に残っています。
つまり彼は、「利権にぬくぬく守られた人」どころか、**主流派に、潰されかけた側**だったんです。

しかも、ここが痛快なところで。
当時は「あり得ない」と一蹴された博士の仮説の多くは、今ではすっかり定説になっています。
あの頃、彼を叩いた側の“常識”のほうが、後からひっくり返ったわけです。
権威が、上からありがたく広めた言葉ではない。
むしろ、権威と真正面から戦って、勝ってしまった言葉だった。
、、、あれ? おかしいぞ?
「利権が作った言葉に決まってる」という僕の決めつけは、ここで、完全に崩れ落ちました。
言葉を作った、その人物は無実だったんです。
では、なぜ僕たちは今も「善玉菌を増やせ」と言われ続けるのか
ここで、話が、大きく反転します。
言葉を作った光岡博士は、無実でした。
正式名称ですらない、やさしい“あだ名”。
しかも、生まれた瞬間は、叩かれていた側。
**なのになぜ、僕たちは今日も「善玉菌を増やそう」と、刷り込まれ続けているのでしょうか。**
なぜ、スーパーのヨーグルト売り場は、あんなにも巨大なのか。
なぜ「腸活」という言葉は、あれほどのブームになったのか。
言葉そのものは、たしかに無実でした。
でも、、、
その無実の、やさしい言葉に、あとから静かに“乗っかった”、**巨大な存在**がいたんです。
その正体を知ったとき、僕はようやく、退院後のヨーグルト事件の、本当の意味が分かりました。
僕の腸が、あのとき、正しかった理由も。
さっき「頭の片隅に置いて」とお願いした、あの「日和見菌」の“どっちつかず”が効いてくる理由も。
そして、この「善玉菌」という、たった三文字のやさしい言葉が回している、、、
**1兆円というお金の、本当の流れ**も。
この続きで、僕はこの三つに、はっきり答えを出します。
ひとつ、「善玉・悪玉」という分け方は、今の科学から見て本当に正しいのか。
ふたつ、では、僕たちに「善玉菌を増やせ」と言い続けているのは、いったい誰なのか。
みっつ、退院後の僕の腸は、なぜあのヨーグルトに“ノー”を突きつけたのか。
そして、僕たちは結局、何を信じればいいのか。
医療利権を疑って歩き出した僕がたどり着いた、“本当の犯人”の正体。
それは、あなたが毎朝スプーンですくっている、あのカップの中にいました。
ここから先が、この記事の、本題です。
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