AI戦争ーフワフワの人が遺したものー⑬
(失踪者 続き)
行方不明者の捜索は、本来警察の担当だったが、特別高等警察があたっていた。
だが、その特別高等警察が、AI反対派を拉致しているのではないかと、多くの人が考えていた。
逃亡した反AI主義のレジスタンスを、特別高等警察が捜索しているのに違いないと思われていた。
広場や酒場で、AIについて否定的な話をすると、翌日からその人は姿を見せなくなった。
特別高等警察のスパイが、どこかに紛れ込んでいるのではないかと、人々は外で話すのをためらうようになった。
AI反対の意見を書き込んだSNSのアカウントは、直後から利用できなくなり、それどころか、意見を書き込んだ人も行方不明になった。
レジスタンスがSNSを避けてビラを配るようになると、特別高等警察がやってきて回収した。
ビラを作った印刷所が特定されて、印刷所の社長と従業員が連行された。
人々は、どんどん疑心暗鬼になっていった。
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